先日、私が運営するMastodonコミュニティの一つ「LIBERA TOKYO」におきまして、適切と判断出来なかった通報案件があり、それに絡んで下記の記事を残しました。
そちらで述べた問題については複数のコミュニティおよびそれらの運営者をも巻き込み、ちょっとした騒動になりました。
これに関連して、私も籍を置いているソーシャリスト向けコミュニティ「Democratic Socialists of Japan」運営者のけーざい氏により、「Democratic Socialists of Japan」での公式見解として下記の見解が投稿されました。
[通報にまつわる公式見解]
・当サーバーは違反投稿への報告を奨励しています。
・ただしマストドンの仕組み上、通報を他者へ呼びかけてもほとんど効果はありません。
・通報の呼びかけは自由ですが、それにまつわるトラブルは投稿者が自分で責任を取るべきです。
・通報の呼びかけの中に相手に対する人格攻撃などルール違反に該当する表現があった場合、削除対象になりますのでご注意ください。
・重要なことなので二度書きます。通報の呼びかけに効果はありません。
・違反審査はあくまでも投稿の文意に沿って審査されます。差別的な単語が使われているかどうかではなく、文章に差別的な意図があるかどうかが問題になります。
投稿から約2日経過しておりますが、実はまだ私はこの内容についてすべてを精査出来ていません。とはいえ、主旨については概ね理解しました。
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まさか「その3」を書く日が来ようとは…。
しかも、本日は当初予定では全くの別件について触れるつもりでした。
今回は、私が運営するリベラル(自由主義者)向けコミュニティ「LIBERA TOKYO」を含む複数のコミュニティにてどうやら同内容の通報があったらしく、通報のあったコミュニティの管理者が巻き込まれるばかりか、被通報者が通報者との直接やりとりを試みるも話が全くかみ合わず決裂するという事態にまで発展してしまいました。
敢えて問題となった投稿へのリンクは貼りませんけど、概ねこのような展開でした。
- とある方(以下、「被通報者」と称す)の発言が、特定ユーザによって通報される。なお、そのユーザ(以下、「通報者」と称す)は複数のアカウントを用いて通報および通報呼びかけをおこなっているようだが、そのうちの一つが、私の運営する「LIBERA TOKYO」に登録されているアカウントである。
- 「LIBERA TOKYO」で受け取った通報の件については私も調べたが、特に当該発言からは通報で指摘されているような特定カテゴリへの差別の意図を読み取ることは出来なかった。
- どうやらほかの通報を受け取ったコミュニティの管理者も概ね私と同様の判断をしたようだ。
- 被通報者はいわゆるお一人様サーバのユーザであることもあり、通報があったことについては検知していた模様。また、具体的に誰が通報したのかについても裏取りしたようで、通報者に対し被通報者自身の差別被害を元にした発言であり、差別の意図はなくむしろ差別をするなと言いたかったと主張。
- 通報者は特定のキーワードを用いていることそのものを問題視して通報したと主張。
- 両者の話し合いはかみ合わず交渉決裂。
正直、私もすべての差別問題に対して詳しいわけではなく、この対応が適切なのかどうか全く自信がないのですが、今回の件で私は、次の理由で今回の通報への対応を見送る決定をしました。
- 表現に若干の問題はあるのかも知れないが(その表現が何なのかについては後述)、発言内容の趣旨そのものに問題があるとは言いがたかった。
- 被通報者のほかの発言を調べてみても、特に今回通報者側が主張する問題点に関連するような問題を確認することは出来なかった。
なお、私が「LIBERA TOKYO」で通報を受け取ったときの対応としては、基本的には次の流れでおこなっています(まあもちろん例外もあるけどそれを言い出すとキリがなくなる…)。
- アカウント名や自己紹介に問題があると判断出来るか? あれば即刻アウト。
- 通報内容に特定の発言が含まれていればその内容を確認。あからさまに問題が認められる場合はアウトだが、昨今では結構グレーゾーンに位置するものも多く、即決することが難しい。
- なお、直接その発言に問題がある場合でも、当該発言が通常時点よりも一定期間(目安としては約1ヶ月)以上過去の場合は判断保留。直近でも問題点の改善が認められない場合はアウト。認められる場合は対応見送り。
- 自己紹介や通報時に指定された発言から問題点を認められなかった場合は、その前後の発言にも目を通して文脈を追ってみる。そこで通報理由に関連する問題点があればアウト。
- これとは別に、直近の発言について、一応通報内容以外の問題点があるかどうか(例えば別件の差別発言とか犯罪をほのめかすような内容とか)を確認する。問題ありと判断した場合は、内容次第だがアウトとする場合がある。
- ここまで確認して特に問題なければセーフ。
もっとも、アウトとは言いましても、これはウチ(「LIBERA TOKYO」)に限らずFediverse全般的に言えることですが、被通報者が自分の運営するコミュニティの外のユーザである場合、最も重いペナルティでも自分の運営するコミュニティと被通報者の連合を遮断することが限界です。
システム上では、他サーバのユーザに対する「停止」措置も自サーバのアカウントに対する「停止」措置と同じなのですが、自サーバのユーザに対して停止措置をおこなうと本当にアカウントが凍結されるのに対し、他サーバのユーザの場合はあくまで自サーバに関われなくするだけで、他サーバのユーザに対して直接的に何か出来るわけではありません。この仕組みがFediverseをややこしくしているもので、悪意ある者ほどモデレーションの緩い大手サーバにユーザ登録する傾向にあるのはまさにこのような事情があるためです。
今回私は、通報者の主張する表現の問題に対し、被通報者の当該発言の文意も加味して読み取った結果「問題なし」と判断し、通報対応を見送る決定をしました。
しかし、通報者の主張する「その表現を使うことそのものが問題」という点についても、一面では正論であるため、今回の件に巻き込まれたサーバ管理者は大いに判断に悩みました。
具体的にどの表現がどう問題なのかについては後述しますが、実は本件も以前このブログでも取り上げた件、とりわけ下記の件に関連しています。
そのときは、通報者(複数)と被通報者がそれぞれ自分たちの気に入らない人間を公然と叩く構図とみて、私は受け取った通報に対する調査を打ち切りました。その後被通報者側に重大な問題、より正確にはその問題が改善されていないことが見受けられ、被通報者が「LIBERA TOKYO」上で登録している別アカウントも含めて永久凍結という措置に踏み切りました。
なお、そのときの被通報者がブロックを呼びかけていた相手が、今回の件の通報者と同一人物です。
実は今回の通報者となっている方は、昨今「LIBERA TOKYO」のユーザさんの中でももっとも通報数の多い方のひとりです。ただ、近頃のその方からの通報では、明らかに「LIBERA TOKYO」との連合が不適切であると判断出来るケースは少なく、今回のように対応を見送ってしばらく様子見するという判断をするケースの方が多くなっています。
今回は被通報者側からも通報者が具体的に誰なのかがわかり、その末の交渉決裂となってしまいましたが、もし今回のように通報者の対応に問題があると判断されたならば、是非、そのユーザの所属サーバの管理者に直接状況を述べるか、それこそ所属サーバに対して問題発言を通報するかしていただければと思います。
で、今回は特定の表現に対する見解の違いが交渉決裂の理由となりましたが、それが何か?
⚠差別表現にあたる表現を含むため、そのような表現を目にしたくない方は、ここから先は読まずにページを移動していただければと思います。⚠
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2023年12月に、私は自作ゲーム等の公開で用いているサイト「Telmina Project」の運営終了と、過去作品すべての公開終了を予告しております。
それにつきまして、下記の予定で実施したいと思います。
なお、現時点におきましても、私・テルミナ™の創作活動再開の目処は立っておりません。それどころか、それ以外の趣味のほうを優先させたいという欲求すら出ております。
ひどく個人的な事情を申し上げますと、今の自分にはゲーム制作に割くことの出来る充分な時間を確保することが出来ません。可能であれば1年間ほどゲーム制作に専念したいくらいなのですが、もちろんそんなことをしてしまうと生活が成り立たなくなります。
とはいえ、今回の件を機に断筆、という真似はしたくありません。いずれゲーム制作趣味を復活させたいという意思はあります。
以前申し上げたように、今回は「RPGツクール」シリーズを用いた制作活動を続けることが自分の良心や思想信条に反することとなったのが直接の理由となります(そうでなければわざわざ過去作品の公開終了までする必要は無かった)。とはいえ、上述のように制作活動のための時間を取れないという切実な事情もありますし、ほかのことをしたいという事情もあります。
事情が事情であるため、残念ながら今回公開終了する作品につきましては今後少なくとも現状有姿の形で公開を再開させることはございません。もし再公開する場合は、別プラットフォームでリメイクする形になりますが、それの実現可能性は低いと思っていただいて構いません(個人的には是非ともリメイクしたいですよ、特に処女作は)。
改めまして、これまで私の作品を楽しんでいただいた皆様、制作にご協力いただいた皆様に対し、御礼とお詫びを申し上げます。
#2024年 #2024年2月 #2024年2月22日 #業務連絡 #お知らせ #ゲーム #TelminaProject #RPGツクール #RPGMaker #KADOKAWA #差別 #ヘイト
3連休中日となった建国記念の日。私はまだ確定申告の準備を出来ておらずに焦っております。
Wikipediaによると、建国記念日が何故2月11日であるのかについて次のように説明されていますが、正直良く理解出来ていません。
2月11日は、神武天皇(日本神話の登場人物であり、古事記や日本書紀で初代天皇とされる)の日本書紀における即位日(辛酉年春正月、庚辰朔、すなわち、旧暦1月1日(『日本書紀』卷第三、神武紀 「辛酉年春正月 庚辰朔 天皇即帝位於橿原宮」))の月日を、明治時代にグレゴリオ暦での具体的な日付として推定したものである。
今日は、日本国民の中にも、日本という国に対していろいろと思いを馳せる人も、少なくないのではないでしょうか?
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先月、私は自作ゲーム等の公開で用いているサイト「Telmina Project」の運営終了と、過去作品すべての公開終了を予告いたしました。
そろそろ公開終了2ヶ月前となりますので、改めて告知いたします。
まだ具体的な実施日は未定ですが、現時点では2024年3月23日(土)もしくは30日(土)のいずれかで検討中です。いずれの場合においても、同日中に、「Telmina Project」の運営と、外部フリーゲーム公開サービスで公開しているものを含む過去作品の公開を終了致します。
もちろんその時点では、恐らくまだ私は別途告知しているような、プラットフォームを変えた上での創作活動の再開には至っていないと思われます。とはいえ、上述の参考記事で述べたように、これまでと同じ形で創作活動を続けることや、それによって作られた自作品の公開を継続することに対して良心の呵責を抱いており、あまり長く作品を公開し続けるわけには参りません。
3月下旬という期限は、私が良心の呵責に耐えうるタイムリミットであり、また、新たに創作活動に再入門するための区切りでもあります。
恐らく来月の同時期に、具体的な公開終了日について告知出来ると思います。
改めまして、これまで私の作品を楽しんでいただいた皆様、制作にご協力いただいた皆様に対し、御礼とお詫びを申し上げます。
#2024年 #2024年1月 #2024年1月23日 #業務連絡 #お知らせ #ゲーム #TelminaProject #RPGツクール #RPGMaker #KADOKAWA #差別 #ヘイト
私・テルミナ™は、かつては趣味でゲームを制作して公開することがありました。
作品群の公開のために、私は専用のサイトを設け、そちらにて公開しておりました。
作品公開で用いておりました専用サイト「Telmina Project」につきまして、誠に勝手ながら、遅くとも2024年3月下旬(どんなに遅くとも2024年3月31日(日))に運営を終了し、公開中の作品群を含めすべて削除いたします。
そちらで公開している作品の一部につきましては、外部のフリーゲーム公開サイトでも配布しておりますが、それらについても同様に、2024年3月下旬に公開を終了させていただきます。
なお、現在公開中の作品につきましては、すべて、2023年12月24日(日)現在公開中のバージョンを最終バージョンとし、今後一切のメンテナンスをおこないません。
これまで、私の作品を楽しんでいただいた皆様、ならびに政策にご協力いただいた皆様に対し、御礼とお詫びを申し上げます。
今回の決定に至った経緯につきましては、「Telmina Project」内にて触れておりますとおりです。
また、本記事にも転載いたします。
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先日よりSNSで、KADOKAWAがトランスヘイトの本を出版したという話題が上がっています。
これそのものはさして驚きではありません。前々からKADOKAWAやその系列の企業は思想信条的に「あっち側」という認識がありました。
しかし、もはや差別意識を隠そうともしなくなったという点で、底が抜けてしまったように思えます。もはや自分のあの会社に対する印象は不可逆的に悪化してしまいました。
KADOKAWA絡みでいえば、私は昨年までKADOKAWAやその系列の会社がリリースしていたゲーム制作ツール「RPGツクール」を用いて、趣味でゲームを制作していました。
しかしそのときでさえも、私は、系列企業のドワンゴが運営していたツクール公式のゲーム公開サイト「ゲームアツマール」(サービス終了済み)を使う気にはなれず、KADOKAWAやドワンゴと直接関係しない企業が運営するゲーム公開プラットフォームや自サイト(Telmina Project)を用いて自作品を公開して参りました。
昨年5月に自作ゲーム第5弾「ROUGOKU」を公開して以来すっかりゲーム制作熱が冷めてしまったとは言え、それでもアレを最終作にする気のなかった私は、いつかは初心に返って王道RPGとして自作ゲーム第6弾を作りたいという欲求はありました。
しかしそれも、KADOAWAのヘイト本騒動を機に完全に喪失してしまいました。
故に、私・テルミナ™は今後、少なくともRPGツクール(RPG Maker)を用いてゲーム制作をおこなうことは恐らくありません。ツクールでの制作を前提に構想を練っていた自作ゲーム第6弾についても、半永久的にお蔵入りとなります。
RPG Makerシリーズが、KADOKAWAから資本面でも人的面でも完全に独立した第三者に継承されるならば、RPG Makerシリーズによるゲーム制作再開の可能性はあるのですけどね。かつてアスキーという会社が存在していたときにスーパーファミコン等でRPGツクールがリリースされていた時代が懐かしいです。
自分が保有するSNSアカウントの大半において、プロフィールから「RPGツクール」に関する記述を削除しました。
なお、現在「Telmina Project」等で公開中の自作コンテンツについては、当分の間公開を継続します。しかしながら、今後は原則としてコンテンツの更新はおこないません。これはゲーム進行不可能となるような致命的な不具合が発見された場合も例外ではありません。
今後、もしゲーム制作を再開する場合、まず間違いなくプラットフォームを完全に別のものに変更します。いくつか候補はありますが、ゲーム制作熱が再び高まったときにでも、改めて選定したいと思います。
This image is created by NMKD Stable Diffusion GUI.
#2023年 #2023年12月 #2023年12月5日 #RPGツクール #RPGMaker #ゲーム #差別 #ヘイト #KADOKAWA #Mastodon #マストドン #SNS
私が分散型SNS「Mastodon」で運営されているサーバに登録したアカウント、昨日で112個目となりました(「LIBERA TOKYO」の告知線用アカウントとニューズbotアカウントは除く)。
昨日登録したサーバは、反差別を前面に出している海外のサーバ「Mastodon.lol」です。
そちらにおける私のアカウントは、下記の通りです。
なお、「Mastodon.lol」では通常の方法でのユーザ登録をおこなえず、完全招待制となっております。今回私は、Gou氏に招待状を発行していただき、登録することが出来ました。
先ほど「反差別を前面に出している」と申し上げましたが、先日Mastodon日本語圏でありましたトランス差別問題をきっかけに、海外の方が運営し、なおかつ差別問題を真剣に考えている複数の日本人も参加しているコミュニティに参加すべきと考えるに至り、今回Gou氏に招待状の発行をお願いすることとなりました。
「Mastodon.lol」からは、スパム発信元やナチス称賛、小児性愛容認、差別主義容認等の理由により、日本語圏における一部の主要サーバを含む多数のサーバをドメインブロック(平たくいうとサーバ単位で連合を拒否すること)しています。そのため、差別問題に対する問題意識の低い人にとっては参加しづらいとは思いますが、逆にこちらにとっては居心地の良さを期待できます。
「Mastodon.lol」でも、Mastodon v4系から導入された、投稿の翻訳機能を利用可能です。こちらを駆使し、海外の方々の投稿にも出来るだけ目を通してゆきたいと考えております。
なお、「Mastodon.lol」では一般ユーザによる招待状発行が可能になっていますが、私自身は、少なくとも「Mastodon.lol」の雰囲気をつかめるまでは、私からの招待状発行はおこなわない方針です。招待状を発行する気になりましたら、改めて告知するかも知れません。
#2023年 #2023年2月 #2023年2月6日 #お知らせ #業務連絡 #Mastodon #マストドン #SNS #分散型SNS #Fediverse #差別 #反差別 #MastodonLol
表題の通り、私・テルミナ™が分散型SNS「Mastodon」を用いて運営する、リベラル(自由主義者)向けコミュニティ「LIBERA TOKYO」におきまして、利用規約の見直しを検討することとなりました。
近日中、早ければ、2023年2月5日(日)に制定したいと思います。
本記事公開時点で、下記の2点に関する改定を検討中です。
- 第5条(禁止事項)第12項の3の修正
- 副管理者あるいはモデレーターに関する条項の新設
それぞれ、以降に述べる事情により、検討を開始するに至りました。
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早いもので、1月ももう最終日です。
つい先日正月だったような気がするのですが、あっという間でした。
さて、昨日はとある問題により、Mastodon日本語圏がにわかに騒々しくなっていました。
Mastodon日本語圏における著名なサーバの一つである「Fedibird」の所属ユーザによるトランスジェンダーに対する差別発言があり、それに対する「Fedibird」運営の対応や、Mastodon(に限らず分散型SNS)全体における差別問題への姿勢などが問題になりました。
そのときに、次のようなハッシュタグが用いられました。
なお、私・テルミナ™も、リベラル(自由主義者)向けコミュニティ「LIBERA TOKYO」の管理者の立場から、それらに連帯することと致しました。
とはいえ、自分もこの問題の全体像を把握しているわけではありません。
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