【お知らせ】【Mastodon】通報は「適切に」使って欲しい(その3.1)

先日、私が運営するMastodonコミュニティの一つ「LIBERA TOKYO」におきまして、適切と判断出来なかった通報案件があり、それに絡んで下記の記事を残しました。

 そちらで述べた問題については複数のコミュニティおよびそれらの運営者をも巻き込み、ちょっとした騒動になりました。

 これに関連して、私も籍を置いているソーシャリスト向けコミュニティ「Democratic Socialists of Japan」運営者のけーざい氏により、「Democratic Socialists of Japan」での公式見解として下記の見解が投稿されました。

[通報にまつわる公式見解]

・当サーバーは違反投稿への報告を奨励しています。

・ただしマストドンの仕組み上、通報を他者へ呼びかけてもほとんど効果はありません。

・通報の呼びかけは自由ですが、それにまつわるトラブルは投稿者が自分で責任を取るべきです。

・通報の呼びかけの中に相手に対する人格攻撃などルール違反に該当する表現があった場合、削除対象になりますのでご注意ください。

・重要なことなので二度書きます。通報の呼びかけに効果はありません。

・違反審査はあくまでも投稿の文意に沿って審査されます。差別的な単語が使われているかどうかではなく、文章に差別的な意図があるかどうかが問題になります。

 投稿から約2日経過しておりますが、実はまだ私はこの内容についてすべてを精査出来ていません。とはいえ、主旨については概ね理解しました。


通報

 私の運営する2カ所のMastodonコミュニティ(「LIBERA TOKYO」および「まいった~」)におきましても、当分の間、暫定的にそちらの見解を借用させていただきます。

 なお、精査出来ていないと申し上げましたが、冒頭で述べた問題を踏まえて個人的に特に重要と思っているのが最後の一文です。

・違反審査はあくまでも投稿の文意に沿って審査されます。差別的な単語が使われているかどうかではなく、文章に差別的な意図があるかどうかが問題になります。

 先日の通報対応においては、私も文意を読み取った上で対応見送りを決定しました。特定の単語が投稿中に含まれているか否かだけで判断してしまうと、その問題に対する反論等に対しても封じ込めてしまうこととなり、かえって問題の傷口を広げかねません。

 先日その3で述べたとおり、私の運営するコミュニティにおける通報対応については、基本的には下記の流れでおこなっています。

  1. アカウント名や自己紹介に問題があると判断出来るか? あれば即刻アウト。
  2. 通報内容に特定の発言が含まれていればその内容を確認。あからさまに問題が認められる場合はアウトだが、昨今では結構グレーゾーンに位置するものも多く、即決することが難しい。
    • なお、直接その発言に問題がある場合でも、当該発言が通常時点よりも一定期間(目安としては約1ヶ月)以上過去の場合は判断保留。直近でも問題点の改善が認められない場合はアウト。認められる場合は対応見送り。
  3. 自己紹介や通報時に指定された発言から問題点を認められなかった場合は、その前後の発言にも目を通して文脈を追ってみる。そこで通報理由に関連する問題点があればアウト。
  4. これとは別に、直近の発言について、一応通報内容以外の問題点があるかどうか(例えば別件の差別発言とか犯罪をほのめかすような内容とか)を確認する。問題ありと判断した場合は、内容次第だがアウトとする場合がある。
  5. ここまで確認して特に問題なければセーフ。

 このあたりについても、いずれちゃんとした形で明文化したいところです。当面は暫定的な仮ルールということで。

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