Telmina's notes

相模原障害者施設殺傷事件

リベラル左派にとっては当然すぎて驚きでも何でもない話ではあるのですが、Mastodonのタイムラインを眺めていたところ、先日の参議院議員選挙で大勝してしまった差別主義団体「参政党」の党首が直球の差別発言をしている記事が流れてきました。

Post by @Panda@toot.blue
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 まずは「読売KODOMO新聞」グッジョブ!

 記事で引用されている画像に、参政党代表の神谷宗幣氏によるド直球の差別発言が掲載されています(⚠閲覧注意⚠)。そして、そのような言葉を使ってはならないと、記事では述べられています。

 無垢なこともに読ませるものならば、それぐらいストレートにあの党首のことを批判しなければなりませんし、大人向けの読売新聞でもそうすべき。

 参院選でうっかり参政党を支持してしまった人たちには、この記事で述べられていることについて、胸に手を当ててよく考えてほしいです。そして、自分たちが差別主義に加担してしまったこと、党首が人として尊敬に値するような存在ではないということを直視し、今後二度とあのような新興極右団体を支持しないよう、もう少し今の日本の政治情勢や社会情勢を見てほしいと思います。

 差別主義や排外主義に走ったところで、我々庶民の暮らしがよくなることはないと断言できます。ましてや、あの参政党の代表からは、庶民の暮らしをよくする気配を毛ほども感じません。むしろ、日本国憲法を改悪して基本的人権を剥奪しようとするなど、我々庶民の敵であることは疑う余地もありません

 そもそも、あの手の差別主義者は、ターゲットがいなくなるとまた別のターゲットを探して差別を始めるに決まっています。ナチスドイツや今のアメリカを見れば嫌でもわかるはず。

 差別に加担するということは、いざ自分が差別される側に立ったとしても文句を言えないということです。

 ちょうど、昨日は2016年7月26日に発生した「相模原障害者施設殺傷事件」から9年の節目の日でしたが、あの事件で殺害された人たちのように自分たちが差別された挙げ句殺される可能性は、決してゼロではないのです。そのときに差別主義がまかり通っていたならば、そのときに誰もあなたたちを助けてくれませんし、それどころか犯人が裁かれることもないでしょう。それを阻止するためにも、差別主義者や排外主義者に議席など与えてはならなかったのです!

 自分たちの暮らし向きをよくしようと少しでも考えるならば、安易な差別主義に走るのは悪手の中の悪手です。それで自分たちの暮らし向きがよくなることは決してないばかりか、むしろ自分たちが踏みにじられる側になる可能性の方が高いです。

 死にたくなければ、今すぐ引き返せ! そして今後の公職選挙であの手の差別主義者どもを絶対に支持するな!

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本日・7月26日は、2つの殺人事件にちなんだ日です。

 一つは、2008年6月8日に発生した「秋葉原通り魔事件」。この事件では7人が死亡し、10人が重軽傷を負いました。犯人の加藤死刑囚の死刑が執行されたのが、2022年7月26日でした。

 もう一つは、2016年7月26日に発生した「相模原障害者施設殺傷事件」。「津久井やまゆり園」元職員・植松被告によって起こされ、19人を殺害、26人に重軽傷を負わせたという事件です。

 お恥ずかしながら、私はこのどちらの事件についても失念しておりました。否、正確には、「秋葉原通り魔事件」のほうはうっすらとは覚えていたものの、犯人の死刑執行がちょうど1年前だということは完全に失念していました。

 事件の内容そのものについては、ここでは多くを語らないことにします。ご興味のある方は下記リンク先などで各自調べてみてください。

 ただ、どちらの事件の犯人に対しても、その動機やその根底に流れる思想などを見ても、酌量の余地は全くなく、極刑を持って処されるべきです。特に相模原の事件については障がい者差別思想がその根底にあることや、その思想に裏付けられた派生事件が起きていることもあり、何重の意味にも許してはならないものです。

 昨年の秋葉原通り魔事件犯人の死刑執行を踏まえ、その翌日のブログ記事で、自分ははっきりと「日本で死刑廃止は時期尚早」と述べております。

 しかし、この秋葉原の事件の犯人のように「懲役刑よりは死刑になった方がましだと考えて決行」するような輩がいることを考えると、果たして「極刑とはなんだろうな」と思わされてしまいます。

 これは死刑反対派も賛成派も考えてほしいことですが、「死刑の方がマシ」と考えて人を殺すような犯罪者を正当に処罰するための「極刑」、どのようなものがよいのでしょうかね?

 自分がぱっと思い浮かぶものとしては、「終身刑」(≠無期懲役)や、米国のように懲役年数が加算式で積み上がって「懲役数百年」みたいなものにするなどということを挙げられますが、ほかにいいアイディアがなく(否、正確にはいくつか頭に思い浮かんでいるのだが、いずれも人道的観点からしてNG)、かと言って自分が思い浮かんだものが正解であるとも考えられません。

 あと、この手の事件を未然に防ぐためにも、犯罪を起こしにくい社会を作らなければならないとも思います。とは言っても、シムシティみたいに至るところに警察署を建てればいいというものでもなければ、為政者の思い通りにしか動かないように臣民を完全にコントロールすればいいわけでもない。

 相模原の事件の犯人のような重度障害者に対する偏見は、義務教育の時点でちゃんと思想信条に関する教育をしていればある程度は防げたのではないのかと思えます。とはいえ、学校内で障がい者を負傷させたことがあるようであり、学校もろくにその手の教育を出来ていなかったということなのかも知れません。

 昨年自分がブログに書いたような日本社会全体の民度の低下などを考えても、そして思想信条の歪みによる殺人事件すら起きている現状を考えると、やはり日本の教育システムを根本から見直さなければならないと思います。とはいえ、第二次世界大戦やその時期の植民地政策等に対する総括もろくに出来ないまま70年以上も経過してしまった本邦においては、自国民だけの力で真の教育改革をすることなど到底無理でしょうから、戦後ちゃんと総括をしてナチス思想は悪いことだと認識出来ているドイツあたりから有識者を招いて教育改革をすべきなのです。間違っても新自由主義者に毒された日本の商人などにやらせてはなりません。

 でもそれぐらいやらない限り、また第二・第三の秋葉原事件や相模原事件は起きます。起きたときだけ騒いでも意味が無いのですから、事件を起こさせないような社会を実現させ、国民の思想信条レベルもその域にまで高めなければならないのです。

「肉の万世」店内から撮影した秋葉原電気街

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