Telmina's notes

amd

ROG Ally X」を購入してから、当初の目的の一つである「モンスターハンターワイルズ」(Steam版)のプレイのために使うことはほとんどなく、代わりに「Amuse」という、AMD環境向けに開発されたAI画像生成ツールを用いたAIお絵描きに多用することとなってしまいました。

 こんなことなら最初からちゃんとしたゲーミングノートPCを買えばよかったと少し後悔しておりますが、時すでに遅し。もっとも、外泊を伴う旅行の時にはゲームプレイ用として「ROG Ally X」を多用することになるとは思いますが、物理ボタンが思っていた以上に使いづらいのが難点なんですよね。なので、自分が「ROG Ally X」で「モンスターハンターワイルズ」をプレイするときは、強大なモンスターに立ち向かうときではなく、採取などで用いることの方が多くなると思います。

 閑話休題。

 先日やるやる言っておきながらなかなか時間をとれていなかった、「Amuse」のAdvancedモードを、遅ればせながら試しております。

 EZモードの時は、プロンプトと最低限の設定だけすれば、最大10枚画像が生成されます。

 これはお手軽な上に、「Performance」を右端の「Quality」に設定すれば、時間は掛かるものの自分が思っていた以上に高品質の絵が生成されますので、主にブログの挿絵を作るときなどに個人的にも重宝しております。

 ところが、EZモードでは設定可能な項目を絞っているが故に、当然ながら自由度は下がりますし、何より一度の実行で生成可能な枚数の上限が10枚であることがネックです。これでは、勤務時間中に仕事の裏で大量の画像を生成するという用途には使えません。

 ということで、Advancedモードの出番となるのですが、「Amuse」そのものの画面内の表記がすべて英語になっているため、英語が苦手な私のような人間にとっては非常にわかりづらいです。

 最初、枚数を指定する場所がわからず、Advancedモードでは画像を一度に1枚しか生成できないのかと愕然としていたのですが、画面左下にある「Automation」タブ内で「Automation Type」を「Seed」に、「Count」に出力させたい枚数を指定すれば、その数だけ画像を生成できるようです。

「Amuse」Advancedモードのスクリーンショット(2025/03/30)

 とりあえず生成してみたのがこちら。あくまで一例ですが。

best quality,8k, realistic, masterpiece, RAW photo, full body, a tall Japanese voluptuous short-haired intelligent beautiful girl with fascinating smile, shutting mouth, standing erect, wearing dark green headband, white tight hotpants, dark green tanktops, white long boots., gray background

This image is created by Amuse.

 なお、「Amuse」では画像生成時にフィルタが掛かるようで、青少年の健全な育成によろしくないものなど、生成結果によっては画像全体にぼかしが入ってしまいます。なら最初からそんな画像作るなよと言いたいのですが…。

 これでも、一度に複数のプロンプトを指定してそれぞれ別の出力結果を得る(例えば人物画像ならば正面と背面を向いた絵とか、服の色の違いとか)ことはできないようですし、そのほかにも、「Stable Diffusion web UI」にできて「Amuse」にできないことはいろいろあります。

 あと、「ROG Ally X」では、画像出力サイズをあまり上げすぎると、スペック不足で画像を生成できません。そもそも「ROG Ally X」はゲーミングPCとしてはあくまで低価格帯のもので、グラフィックボードだけで数十万円するようなデスクトップゲーミングPCと比較することそのものがナンセンスなのですが。

 とはいえ、また機会のあるときに、「Image to Image」や「Paint to Image」なども試してみたいところです。

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昨晩私は『「ROG Ally X」でAIお絵描きしてみる』と述べており、実際に10枚ほど画像を出力してみました。

 出力された画像のクオリティには概ね満足なのですが、心なしか時間が掛かっているような気がします。

 というわけで、「同じプロンプトを用いて『ROG Ally X』と『NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER を搭載したデスクトップゲーミングPC』の両方で画像を生成したときの性能差」を見てみることにしました。

 ただし、この比較はあくまで自分が「『ROG Ally X』におけるAI画像出力が実用に足るものなのか、そしてデスクトップゲーミングPCの代替となり得るのか」ということを確かめるためにおこなったもので、プロンプト以外の条件も含めて完全に同じ状態でテストしたわけではないということを、あらかじめお断りしておきます。

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先日私は密かに、ASUSのポータブルゲーム機「ROG Ally X」を購入しました。

 実際に何度か「モンスターハンターワイルズ」(Steam版)をプレイしてみたのですが、パフォーマンス自体はAMD Softwareの推奨設定でほぼ問題ないものの、本体にある物理ボタンが使いづらく、特に狩猟笛では必須であるBボタン+Yボタン同時押しに異様に失敗しやすく感じました。そのため、強大なモンスターに挑むという用途では厳しいと感じました。

 それだけが理由ではないのですが、「ROG Ally X」はあくまで外出時にもゲームする用途で購入したものであり、なかなか外泊を伴う旅行をする機会のない自分にとっては、その用途での出番があまりないというのも事実です。

 とはいえ、急に旅行が決まってそのときに慌ててこの手の端末を買っても初期設定に間に合うはずもありませんので、先行して端末を購入したわけです。

 とりあえず、「ROG Ally X」にはSteamとFirefox(ウェブブラウザ)、サクラエディタ(テキストエディタ)を導入し、最低限のことをできるようにしたのですが、旅行の時まで眠らせておくのもあまりにもったいないため、デスクトップのゲーミングPCでの作業に並行できる形で、「ROG Ally X」に搭載されている「AMD Ryzen Z1」のグラフィック性能を活かした少し重たい作業をできるようにしようと思い立ちました。

 そう。AI画像生成です。

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