さらば、同士たちよ!
以前から申し上げておりましたとおり、今月限りで、昨年10月から1年間参画し続けてきたプロジェクトを離脱することとなり、本日が最終日となります。
実際の業務としては、先週金曜日(2025年9月26日)で一通り終えており、あとは貸与されていたPCや入館証等の返却、それに私物の回収を残すのみとなっておりました。
7月後半以降は長時間残業が常態化し、さらに8月後半以降は深夜作業や休日出勤も常態化してしまい、起きている時間の大半を奴隷労働に費やす事態になっておりました。しかも報酬金額が固定のため、どんなに働いても私自身は一円たりとも得しません。リアルに体調を崩しても休めず、お盆休みやシルバーウイークを潰され、13年ぶりに東京ゲームショウに行く機会すら奪われるという大きすぎる代償には、あまりにも釣り合いません。
なお、最終的に、今月の勤務時間は、最終日を除き、約280時間にも上ることとなりました。しかし先述の通り、私は一円も得していません。
ただ、ひとつ幸いなのは、人間関係を大きく悪化させなかったという点。非常に大変な状況の中でも、プロジェクトとしてはなるべくギスギスしないように管理職クラスの方が尽力されていたことはひしひしと感じておりました。ほかのプロジェクトであれば確実にリーダーや他のプロジェクトメンバーからの心証が悪くなるような事態に陥ったこともありましたが、それでも大きく溝を作らないようにしていただいたことに対しては、非常に感謝しています。
過去に参画していたプロジェクトの中にも、あまりにも理不尽と思えるようなものはいくつもありました。過去10年間に絞れば、2019年の消費税対応のプロジェクトや2023年の官公庁関連のプロジェクトが特にひどかったです。前者は現場が山手線の駅に近いことを除けばありとあらゆる意味で理不尽で不快でありましたし(現場のビルの作りからして人間の働く場所ではない。当然ながら現場の人間との関係も悪く、最終日は現場の偉い人への挨拶もせずに逃げるように出て行った)、後者ではリーダーとの人間関係が修復不可能なレベルで悪化してしまいました(自分の無能ぶりを棚に上げておいてよくもまあ…)。
今回も、締め切り遵守を優先させたためとは言え、望まぬ奴隷労働にぶち込まれたという点では、悪い部類のプロジェクトと言わざるを得ません。とはいえ、先述の通り人間関係を大きく悪化させずに済みましたし、特に私同様外部から参画しているチームメンバーには何度も救われました。
その方たちを残して先に抜けるということに後ろめたさを感じないというとウソになります。しかし、これ以上長時間残業や休日出勤が常態化した状況を受け入れ続けることができなかったことと、致命的な判断ミスで他のプロジェクトメンバーに迷惑を掛けてしまったことを鑑み、最終的に今月限りの離脱を決めました。
5月下旬の時点で、6月末での離脱も検討していたのですが、そのときは昨年のように夏季に収入を失うかもしれないというリスクを避けるために、嫌な予感はしていたものの契約延長を受け入れました。しかしそれが完全に裏目に出てしまったことになります。
今回も、厳密には完全にプロジェクトが終息したわけではなく、いわば途中離脱となりますが、自分にとってもプロジェクトにとってもこれ以上の傷口を広げることを避けられたことは、結果的には良かったのではと思います。
10月は1ヶ月間まるまる休息をとろうと思います。そして11月からまた社会復帰できるように、余裕を持って動きたいと思います。
さらば、同士たちよ!
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