先週、自民党埼玉県議団によって提出された、埼玉県子育て厳罰化条例、もとい埼玉県虐待禁止条例の改定案ですが、それが報道されて以来猛反対の声が上がり、昨日、自民党県議団により取り下げが発表されたことが報じられました。
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この条例改定案、車や通園バスなどに放置されたこどもが死亡する事故が相次いだことを受けての発案ということで、こどもの安全を最優先に考えれば必ずしも悪法とは言えません。
とはいえ、いくら罰則規定がないとは言え、少なくとも片親の世帯や両親共働きの世帯でこの改定案を遵守することは事実上不可能です。こどもだけの留守番も公園での遊びもこどもだけの登下校もアウトにするということは、ただでさえ子育て支援が十分でない今の日本にとっては、子を持つことそのものが罰ゲームになってしまいます。先に子育て支援を拡充させてからであれば、まだこの条例改定案もそれなりの意義を持つことが出来たかも知れませんでしたが。
なお、読売新聞の記事では、記事の標題に「全国に不安の声広がった」と書かれています。勇気を出して声を上げてくださった方々、とりわけオンライン署名を始められた方に対しては、最大限の敬意を表したいと思います。
とはいえ、第二、第三の同様の条例改定案が出てこないとも限りません。行政をあらぬ方向に進めさせないため、市民によるより一層の監視が必要です。
#2023年 #2023年10月 #2023年10月11日 #子育て #虐待 #埼玉 #学校 #教育 #時事 #埼玉県虐待禁止条例改正案 #埼玉県虐待禁止条例
昨日言及したいじめ・不登校問題やそれ以前の少子化問題を挙げるまでもなく、日本では既に出産や子育てそのものが困難な状況に陥っていますが、それに拍車を掛ける条例改定案が埼玉県で提案されています。
こどもの安全を最優先させた案と好意的に見ることもできるのですが、記事の後半にも書かれているとおり、保護者にとってはたまったものではありません。具体的には、記事中にも触れられている署名のページで詳しく述べられています。
なお、私も既に署名済みです。
これ、両親が揃っていてなおかつ片親が育児に専念出来る状況であればまだどうにかなりそうですが、片親しかいない、もしくは両親共働きの場合はその時点で懲罰の要件を満たしてしまいます。
恐らく、この条例改定案を提案した自民党県議団の構成員たちは、すべての家庭で両親揃っていてなおかつ母親が専業主婦という、何十年前まで遡ればいいのかわからない世界線に生きているのでしょうけど、今の日本は埼玉県に限らずむしろそんな家庭を探すほうが難しいです。
署名サイトでも、
条例よりも、まずは子育てを支援する制度の充実が先なのではないでしょうか?
と述べられていますが、全く以てその通り。
十分な子育て支援体制があった上で初めて今回の条例「改正」案が生きてくると思います。埼玉に限らず、自民党、ものを考える順番があべこべなんですよね。
この条例改定案を悪しき先例としないよう、全国から、この条例改定案反対の署名が集まって欲しいと思います。
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#2023年 #2023年10月 #2023年10月7日 #子育て #虐待 #埼玉 #学校 #教育 #時事 #埼玉県虐待禁止条例改正案 #埼玉県虐待禁止条例
参議院議員選挙の投票日まであと1週間。
さて今日も寝不足だけどモンハンやるかと思って気力を絞って起き上がったところ、iPhoneの通知画面で、Twitterから下記のツイートが通知されてきていました。
日本共産党の小池晃氏のツイートですが、そこで一般の方のツイートが引用されています。それがこちら。自民党の井上義行候補の発言について触れられています。
井上氏「同性愛とか色んなことでどんどん可哀想だと言って、じゃあ家族ができないで家庭ができないで子供たちは本当に日本に引き継いでいけるんですか?」
個人的に特に引っかかったのは、後半。
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