ようやく1都3県の緊急事態宣言解除

ようやく、昨日を最後に、政府が新型コロナウイルス特別措置法に基づき首都圏1都3県に発令していた緊急事態宣言が解除されました。

 しかし、これはコロナ禍が終息したことを意味しません。むしろ、これ以上宣言を延長しても改善を望めないことによる宣言解除であるということを、1都3県在住者は全員認識すべきです。


 1週間ほど前に自分はこんなことを書きましたが、この状況、少しも改善されていません。

 私自身、街中とか商業施設とかを歩いていても、目に入る人間のほとんどすべてが、マスクこそ着けているもののコロナに対する危機感が希薄になっているのを、ひしひしと感じます。かくいう私も実は人のことを言えたものではありませんが、飲食店に2人以上の集団で入って店内で大声で会話するシーンを何度も目撃しており、こんな状況ではいくら飲食店が時短営業をしたってコロナの蔓延の抑止力にはならないと確信しております。

 さらに邪悪な輩になると、公道上で平気で路上喫煙をするモノまでいる始末。もちろん喫煙するくらいですから他人に対して迷惑を掛けているなどという意識は皆無ですし、口も露出しているわけですから当然感染リスクにもなるわけです。この手の連中に対しては厳しく罰すべきなのです。罰金2千円? 連中にとっては何の抑止力にもなっていませんよ。路上喫煙者に自浄努力を求めることそのものがもはや時代遅れなのです!

 緊急事態宣言が解除されたからこそ、感染リスクを減らすために、さらなる対策が求められます。自治体によっては引き続き飲食店の営業時間短縮を求める方針であるようですが、はっきり言ってそんなことしても無駄です。利用する客の側に感染リスク低減の意識がないのですから。これ、業界団体とか労働組合とかから時短に反対する意見は出ていないのでしょうかね?

 それより、これも1週間ほど前に述べている下記の方針を実行するほうが、よほど感染リスクの低減になります。

 営業時間の短縮よりも、入店時の人数に上限を設けるほうが、よほどコロナ対策に有効なのではと思います。あるいは(防災上の観点から国も自治体も店舗もあまりやりたがらないだろうとは思いますが)個室主体の店舗作りを奨励するとか。

 なお、私はフードデリバリーには否定的です。理由は簡単で、配達員が信号無視して赤信号の交差点に高速で自転車を進入させるシーンを嫌というほど眺めており、歩行者にとっては連中の行動が危険そのものだからです。

 政府や自治体に「実効性のあるコロナ対策」を期待するだけ無駄であるのはわかっていますが、それでも、やっているフリではなくちゃんとやっている姿勢は見せて欲しいです。

#2021年 #2021年3月 #2021年3月22日 #新型コロナウイルス #緊急事態宣言 #政治 #時事 #営業時間短縮 #東京 #千葉 #埼玉 #神奈川