Mastodon参加開始6周年

分散型SNSのプラットフォームの中でも最もメジャーなものの一つに、「Mastodon」があります。

 ドイツ人のオイゲン・ロホコ氏が開発したこのSNSは、見た目や基本機能こそ大手SNS「Twitter」に酷似しているものの、その設計思想は大幅に異なります。

 日本でも2017年4月にブームが始まりました。数日遅れて2017年4月15日(土)より、私もMastodonの世界に足を踏み入れたところ、見事にハマってしまいました。

 なお、日本初と呼ばれるMastodonインスタンス「mstdn.jp」は、Wikipediaの記事によると2017年4月11日に開設されたとのこと(なぜか自分はこれまでずっと4月13日だとばっかり思い込んでいた…)。しかし最初の数日は本当にシステムが不安定だったようで、ユーザ登録もままならない状況でした。実際に私が最初に登録したMastodonインスタンスは「mstdn.jp」とは別のところなのですが、故あって現在は私が運営するサーバ2カ所からはいずれもドメインブロックしています。

 自分が最初に登録したインスタンスも「mstdn.jp」も、2017年4月15日(土)にユーザ登録したのですが、「mstdn.jp」に対しては登録後1週間の間にここは自分の居場所ではないと悟り、アカウント放棄に至りました。最初に登録したところもあまり持たなかったばかりかそこの常連たちとの関係が悪化してしまい、結局同年5月より自力で設置したインスタンス(現存せず)からドメインブロックするに至りました。

 そのあと紆余曲折がありながらも現在まで続いています。


「みんな仲良く」

 「mstdn.jp」は日本最古のMastodonインスタンスであると述べましたが、運営体制も数回変わっていて、最初期は当時大学院生だった個人による運営だったものの、紆余曲折を経て現在は海外資本による運営となっています。

 この「mstdn.jp」のルールに、「みんな仲良く」というものがあります。

 これは私の記憶が正しければ最初期からあったルールなのですが、個人的にはこのルールがあることも「mstdn.jp」から遠ざかった一因だったりします。

 私は幼少の頃から友人に恵まれず、今では友人と呼べる人物はひとりもいません。そもそも派閥が出来るときに真っ先に仲間はずれにされるような人間でした。

 故に、「みんな仲良く」という言葉にも欺瞞めいたものを感じ取ってしまうのです。私のように「みんな」の輪の中に入れない人間に対する排除の論理が働いているように読めてしまうのです。

4 girls obstruct other one girl's way.(「みんな仲良く」)

This image is based on some images created by NMKD Stable Diffusion GUI.

 この世に存在するすべての人間と仲良くすることなど不可能です。それに、うわべだけ仲良くしても裏で何を考えているのかわからない者が多いと安心してそのコミュニティに参加することなど出来ません。過去に何度も、「みんな仲良くしましょう。ただしお前は例外な」という態度を取られた者としては、その言葉を文字通りの意味で信用することなど出来ません。

 それならば、同じ思想信条なり同じ趣味なりで話題を共有出来るコミュニティに登録したほうが、個人的にはずっと精神的に安心感を得られます。私自身が運営するリベラル(自由主義者)専用コミュニティ「LIBERA TOKYO」なんてまさにその考えのもとで作ったものですし、他人様が設置したテーマ系インスタンスのいくつかにユーザ登録しているのも、個人的に共感出来るものがあったためです。

Mastodonの魅力と今後への期待

 「mstdn.jp」のことは置いておいて、個人的には、「Mastodon」そのものに対しては次のような魅力を感じています。

 また、長らくMastodon日本語圏では、私の観測範囲ではいわゆるネット右翼(ネトウヨ)が多かったように思えますが、昨年秋頃からリベラル論客が増えていて、個人的に極めて居心地がよくなったというのも大きいです。とはいえ、まだまだリベラル論客は足りませんし、政治家や市民団体関係者を目撃することもほとんどないのですが…。

 昨今のほかのSNSの情勢を考えると、まだまだMastodonユーザは増えてゆくと思いますし、また増やさなければならないと感じております。特に個人的には、野党政治家と市民団体関係者、団体としての政党や市民団体の参入を心待ちにしております。

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