The 10th Anniversary of 3.11

本日、2021年3月11日は、日本のみならず世界にとっても転換点となった「 #東日本大震災 」が発生してから10年となる、記念すべき日です。

 これに伴い、東京電力福島第一原子力発電所の事故も発生し、震災からの復旧、復興は困難を極めました。そして、事故を起こした原発は今でも放射能汚染物質を垂れ流し続けています。また、この事故により、日本人、特に既得権益者やその取り巻き連中の性根の醜さも露呈しました。

 一昨日、昨日にも述べておりますように、私・テルミナ™は震災発生当時北海道旅行の真っ最中で、たまたま本震を避けることは出来ました。もちろん、当時住んでいた埼玉のマンションに戻ってから、部屋が大きく散乱してしまっていたことは言うまでもありませんが、奇跡的にも物的損害はなかったように記憶しております。台所に無造作に置いていたワイングラスが倒れてすらいなかったので、免震構造のマンションの凄さを実感することにもなりましたし。


 とりあえず、昨日までの流れで、10年前の自分の行動を振り返ってみようと思います。

 10年前の今日、2011年3月11日(金)、自分は札幌で初めて朝を迎えました。

 この日は、翌日に会う予定の知り合いに勧められたおたるワインを現地で飲むべく、小樽に向かうことを決めていました。

 札幌駅前で昼食をとったあと、私は函館本線の快速「エアポート」の指定席を確保し、新千歳空港とは逆方向の小樽を目指しました。

快速エアポート125号で一路小樽へ。 快速エアポート125号(721系) @ 札幌駅

 小樽駅にたどり着いてから、私は「小樽バイン」を目指すことになりますが、せっかく小樽に来たのだからと、北海道最初の鉄道路線である国鉄手宮線跡を少し歩くことにしました。

小樽駅から海側を望む 小樽駅外観 国鉄手宮線跡地(その1) 国鉄手宮線跡地(その2)

 「小樽バイン」は、旧北海道銀行本店の建物を利用したワイン&カフェレストランで、おみやげ物等のショップも併設しています。

小樽バイン

 私はここで、おたるワイン3種を飲むことにしました。白ワインの2杯は「おたる 特撰ナイヤガラ」と「おたる 完熟ナイヤガラ」、赤ワインの1杯は、現行品のラインナップには存在していないようですが、おそらく「おたる プレミアムキャンベル赤」が相当すると思います。

おたるワイン3種を現地で飲む

 現地で飲むことの出来たおたるワインに気持ちよく酔った私は、札幌の宿泊地に戻ることにしました。しかし、そのときには既に東日本大震災が発生していたことなど、知るよしもありませんでした。

 自分自身ずっと、自分が小樽を離れる時点で震災が発生したとばかり思い込んでいましたが、写真のタイムスタンプを見たところ、東日本大震災発生の時点で自分はまだワインを飲んでいる真っ最中だったようです。小樽バインをあとにして自分が小樽駅にたどり着いた時点で、既に震災発生かr30分近く経過していました。

小樽離脱。しかしこの時点で既に東日本大震災発生後…

 自分はどういうわけか、先行列車2本(うち1本は往路でも乗車した快速エアポート)を避けて、区間快速「いしかりライナー」で札幌に向かうことにしました。震災が発生したことなどその時点では全く知らなかった自分は、のんきにTwitterのタイムラインを眺めようとしていたのですが、フォロワーさんによる「宮城県で震度7」というツイートを見て、一気に酔いが覚めてしまいました。

区間快速「いしかりライナー」

 その後、函館本線の札幌都市圏は何とか動いていましたので自分自身は無事札幌にたどり着くことが出来ましたが、その日のうちに自分は親兄弟とも親戚とも一切連絡を取ることが出来ず、ブログで生存表明するのがやっとという有様でした。

 なお、のちに知ったことですが、東日本大震災の影響でKDDIのケーブルが断線したとのことで、その影響で北海道、東北地方と関東以西の間の通信が一時一切出来なくなっていました。当時は親兄弟と親戚の大半がau電話のユーザであったため、自分はこの影響も受けることとなりました。

 そのこともあり、自分が翌朝親兄弟と連絡を取ったときには、当時たまたまau携帯電話とは別に契約していたソフトバンクの回線を用いることになりました。

 その日の夜も、前日同様「ら~めん信玄」で夕食をとりましたが、親兄弟親戚と一切連絡取れなかったことや、自分の旅行計画が崩壊してしまったことなどで、その時点では自分自身は震災の影響を直接的には受けていないにもかかわらず、気が気でなりませんでした。

ら~めん信玄 南6条店 ら~めん信玄の味噌ラーメンセット

 私は関東に戻ったあと、相次ぐ余震にビクビクするたびに、「本震はこんなもんじゃない」「当日関東にいなくてよかったね」などと言われる始末。しかし、本当にあのとき自分がたまたま北海道にいて難を逃れていたのは、まさに文字通り不幸中の幸いだったと思います。

 なお、震災発生当時活躍したソフトバンクの回線は既に解約済みですが、やはりバックアップ回線の確保をしておくべきだということを震災当日の経験で痛感していた自分は、後年になってからauとは別にいわゆる格安SIMを契約することにしました。最初はFREETELと契約しましたが、現在はBIGLOBEモバイルを利用しています。BIGLOBEモバイルではau回線とdocomo回線のどちらを使うか選ぶことが出来ますが、au回線にするとバックアップの意味がないと思い、あえてdocomo回線を利用しています。

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