入管法改悪法案が衆院で可決されてしまった…
昨日、衆議院本会議で、入管法改悪法案が可決されてしまいました。
以前より立憲民主党からは予告されていましたが、参院では護憲野党が党派を超えて対案を提出したとのことです。
そちらの方をしっかり審議していただき、もはや自浄作用を全く期待出来ない今の入管をいったん解体した上で、世界に誇れる人道国家を目指して参りましょう。
入管法改悪賛成派が国会で多数を占める中、このままでは参院でも通されて改悪法案が成立してしまうということは、こちらとしてもわかっています。しかしどうにかして廃案に追い込んでほしいですし、そのために野党は体を張って最後まで抵抗してほしいです。
さて、SNSの中では、あえてリンクは貼りませんけど恐らく自称リベラルと思われる者から、現実問題として野党が反対しても勝ち目がないのはわかっているからそんなことにリソースを割くのは無駄だ、というような発言がありました。また、デモなども無意味だとも言っていました。しかし私はそれらには到底賛成出来ません。現実問題としてそうであるとわかった上でなおのこと。
ここで抵抗をあきらめたらそれこそ不戦敗ですし、そんな姿勢を見せるような政党や国会議員を支持したいとは思えません。例えば、不戦敗するくらいなら一矢報いようと先日の衆院補選で山口4区から立候補した有田芳生氏に対しては、よくぞ立候補してくれたと思うことこそあれ、無駄なことをしたなどとは思えません。
わざわざ野党支持者の志気を挫いて与党をアシストしようとするような者とは連みたくありません。これは残念ながら市井の一介の論客に限らず、一部の立憲民主党の議員にも当てはまります。
ダメなものにはダメと言う姿勢をちゃんと見せてほしいです。マイナス100点の法案をマイナス95点にしたところで0点未満であることに代わりはありません。衆院では一部の立憲議員が与党等の修正協議のテーブルにまんまとのっかってしまいがっかりさせられましたが、参院での野党の戦い方には、与党案に対して廃案一択を貫けるかどうかという点でも注目したいと思います。