Telmina's notes

2022年8月27日

昨日はゲーム系の中でも個人的に明るいと思える話題に触れておりましたが(【ゲーム】「Wizardry外伝 五つの試練」、ついにシナリオエディタ始動へ!)、このニュースが報じられた日の同日にはこんな悲報も報じられていました。

 そう。PlayStation 5がまさかの値上げです。

 それにしても、品薄のまま値上げというのは、ただでさえ冷えているPS5の市場を更に冷え込ませるだけだと思うの、自分だけでしょうか?

 この値上げは日本だけでなく複数の国や地域で実施されるので、円安や転売屋だけのせいではないということは頭ではわかっているつもりです。しかしそれでも、売り手側が転売対策をろくにとっていないことを高く棚に上げてそのコストを消費者に転嫁しているだけだと思うのですが、どうでしょう? それとも自分が知らないだけで、SIEとしては取れるだけの転売対策を(販売店任せにせず自分たち自身でも)とったのでしょうか?

 販売店を見ると、昨年末頃からしばらく潤沢な状況が続いていたNintendo Switchが、昨今また品薄になってきています。

 自分はろくにソフトウェア市場について見ていませんが、ゲームの作り手側がPS5を見限ってSwitchにスイッチしたというのは、あながち嘘でもなさそうです。まあぶっちゃけ正直、PS5のソフトで自分が金を出して買いたいと思えるものは皆無なんですけどね。

 その上に今回の値上げが実施されてしまえば、ますます作り手はPS5から離れてゆくことでしょう。

 むしろ自分は、他社(特に任天堂)がこの動きに追随しないかどうかということが不安でなりません。過去に任天堂はニンテンドーDSの品薄状態を1年間も維持し続けたという「実績」もありますので、この動きに乗らないという保証がどこにもありません。もちろんそれが杞憂に終わってくれればよいのですが、まかり間違ってそれが実現してしまった場合は、ゲーム業界そのものが冷え込むことにもなりかねません。昨今では、別に金を払ってゲームを買わなくても、PCで遊べるフリーゲームが潤沢に出回っていますしね。

 まあときすでに遅しですが、ゲーム業界を潰したくないのであれば、メーカー、プラットフォームの垣根を超えて、ハードメーカーやソフトメーカーが一眼となって転売対策を打ち出すべきだと思います。しかしPS5の盟主がこれでは、そんな動きは期待するだけ無駄なんでしょうかね…。

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