Twitterよ消えないで!

当初の予定では、本日は別のことを書くつもりでしたが、それについては諸事情により執筆不可能となってしまいました。

 そのため、昨日「Mastodon」のタイムラインを眺めていたときに目に入った、少々ショッキングな記事について言及することにします。

 そのショッキングな記事はこちら。

 そういえば、昨日はイーロン・マスク氏がTwitterの買収を完了してから丁度1ヶ月だったのですね。ずいぶんと月日が経つのが速く感じます。

 この記事のどこがショッキングだったのかと申しますと、冒頭からいきなりです。

 TwitterのCEOであるイーロン・マスク氏は、もしAppleやGoogleがTwitterをアプリストアから排除した場合、他に選択肢がなければ、代替となる電話機を作るだろうと投稿しました。

 これはAppleやGoogleがTwitterをアプリストアから排除することを、ある程度想定していると解釈できます。そしてそれを想定しているということは、それなりのことをしているという自覚があるのではと思われます。

 Twitter買収後のマスク氏のやり方に対してはあまりいい印象を持てませんしいい話も聞きませんが、特に過去に凍結されたアカウントに対する「恩赦」については、不当な理由で凍結されたアカウントが回復することによる正の影響よりも、凍結されるべくして凍結されたアカウントが回復してしまうことによる負の影響があまりにも大きすぎることを恐れています。


 記事中では次のようにも述べられています。

TwitterがGoogle PlayストアやApp Storeから排除されるという具体的な話はありません。このため、こうした選択肢は実際には取られないものと見られます。

 個人的にも、App StoreからTwitterが排除されてしまうと非常に困ります。

 発言頻度は個人的に最盛期だった2012年の1割未満に激減しているとはいえ、2つある私のTwitterアカウントはいずれも生きていますし、Twitterでしか繋がっていない人間関係もあります。故に、今のところ自分はTwitterから撤収する気はありません。

 とはいえ、マスク氏によるTwitterの買収後にTwitterから広告を引き上げる大手企業が続出していることを考えると、このままではストアからアプリが排除されてしまう可能性もゼロではないでしょう。

 先述の通り、近年の私のTwitter出現頻度は激減していますし、しかも出現するときでもiPhone用の公式アプリを利用することが多いです。パソコンのウェブブラウザからアクセスすることもありますが、どういうわけか頻繁にログアウト状態になってしまうため、最近ではパソコンの電源を入れている状態でもiPhoneのアプリを用いることが多くなっております。

 そのため、もしApp StoreからTwitterが排除され、なおかつそれ以前に端末にインストールしてあるアプリの利用も不可能となってしまった場合、おそらく自分はTwitterから去らなければならなくなるでしょう。そして、Twitterを使える別の携帯端末をそれだけのために購入する意思も経済的余力も、自分にはありません。

 そうならないためにも、適切なモデレーションは必要だと思います。これについてはマスク氏買収前のTwitterもお世辞にもよくやっていたとは言えないのですが、言論の自由を口実に凍結されるべくして凍結されたアカウントまで復活させることは、かえって混乱とヘヴィーユーザの逃亡を招くことになりかねません。

 理想をいえば、2009年以前の黎明期の頃のTwitterの雰囲気を取り戻したいのですが、それ以降に企業の情報発信媒体や生活インフラの一部として利用されることになったことを考えても、それが不可能なことはわかっています。それに、黎明期の頃の単なるつぶやき(「腹減った」だの「渋谷なう」だの)をしたければ、今ではMastodon等の分散型SNS(Fediverse)を利用するという選択肢もありますし。

 せめて、声を上げたい人が不当に迫害されることなく安心して声を上げられる空間を取り戻して欲しいです。言論の自由とはそういうことなのではないでしょうか?

 Twitterには、消えてなくなって欲しくはないのです。

Some birds who have various colors are flying in the sky.

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