横浜日帰りツアー・2023 Autumn

昨日・2023年10月14日(土)は鉄道の日でした。

 昨日未明の時点で、その日の行動計画は完全に白紙でした。

 しかしながら、結局、JR東日本・東海道本線の普通列車グリーン車で行けそうなところで自分もそれなりに楽しめそうなところということで、横浜に行くことにしました。

 とはいえ、当初は「どうせ横浜に行っても食事だけして帰ることになるのかな」と思っていたものの、当初思っていたよりも充実した小旅行となりました。


実は本年初乗車のグリーン車

 3年半以上もフルリモートワークの勤務形態が続き(それも今月で終わる見込みですが…)、すっかり鉄道利用そのものから縁遠くなっておりましたが、とりわけ、グリーン車を利用する機会は激減していました。

 本年は夏に新潟の親戚宅に行くことも出来ず、上越新幹線のグランクラスを利用する機会もなくなりました。

 ですので、この機を逃したら本年はグリーン車(以上)の利用回数がゼロとなってしまいますので、それを避けるべく(ぉぃ)、無理矢理東海道線普通列車のグリーン車を利用して、東京から横浜まで移動することにしました。

JR東日本のSuicaグリーン券券売機

 東京近郊の普通列車グリーン車を利用するのは本当に久々のため、Suicaグリーン券の発行方法を忘れかけておりましたが、どうにか思い出しました。

JR東日本・東海道本線の普通列車グリーン車(その1)

JR東日本・東海道本線の普通列車グリーン車(その2)

 グリーン車といえども自由席のため、必ずしも着席できるわけではありませんが、階下席であれば今回は比較的すいていたので、そちらを利用しました。

 まあ、眺めはよくありませんでしたが(ぉぃ)。

久々の横浜

 私にとって、横浜は決して縁の薄い地ではありません。

 横浜には親戚もいますし、何度も観光で訪れています。

 とはいえ、近年すっかりご無沙汰しており、最後に私が横浜に行ったのは、3年前に西洋館巡りをしたときでした(通過するだけなら今年3月に相鉄・東急直通線で通り抜けていますが)。

 久々の横浜、相変わらず栄えているようでほっとしております。

3年ぶりの横浜駅

 駅構内や地下街などを少し歩いた印象ですが、女子高校生や露出度が比較的高めの格好をした若い女性の姿が目に付きます。街の繁栄を図る上で、若い女性が多数目に付くことは重要な指標となります。

 実は自分が横浜に着いてからの行動計画も、その時点では白紙で、みなとみらい線で中華街まで行こうかとも考えていたのですが、先述している3年前の西洋館巡りの帰りに中華街に立ち寄ったときにはあまりよくない印象を受けてしまったため、今回は結局パスすることにし、横浜駅地下街にある「崎陽軒 中華食堂」でランチをキメました。

崎陽軒 中華食堂

「崎陽軒 中華食堂」の麻婆豆腐定食

「崎陽軒 中華食堂」の杏仁豆腐

 自分は過去にも何度か、横浜を訪れたときにここで食事を取っておりますが、ある意味中華街よりも安心して食事を楽しめます。

せっかくの「鉄道の日」なので…

 実は食事の後も行動計画は決まっておらず、また西洋館見学でもしようかなどと思ったりもしましたが、今回は横浜入りしたのがそもそも午後に入ってからで、見学が終わる頃には日が暮れていたことでしょうから、今回はそちらも断念しました。

 結局、「鉄道の日」当日ということで、鉄道発祥の地である桜木町に行くことにしました。

久々の桜木町駅(その1)

久々の桜木町駅(その2)

 自分は桜木町駅も何度か利用しておりますが、前回この駅に降り立ったのがいつなのかについては、もう覚えていません。

 「鉄道の日」当日とはいえ、(去年が鉄道開業150周年の節目だったことの反動もあるのだろうが)特に鉄道に関するイベントがおこなわれている様子もありませんでした。

 ですが、この桜木町駅、自分が完全に失念していたとある乗り物の起点であります。

初めての YOKOHAMA AIR CABIN

 そう。「YOKOHAMA AIR CABIN」の起点なのです。

 「YOKOHAMA AIR CABIN」は、2021年に開業したばかりの比較的新しい交通機関です。

 これが開業した当初、ネットでも当然ながら話題になっていましたが、自分はあまり興味を持ちませんでした。そもそも桜木町駅に行く機会がなく、目的地も別に自分が行くようなところではなかろうと思っており、自分が乗る機会など一生ないだろうと思っていたためです。

 その後、この乗り物のことは完全に記憶の彼方に飛んでしまいました。

 ところが、桜木町駅の外に出たときに、不自然な場所に妙な形をした建物とそこから伸びているロープウェイがあり、この交通機関のことをようやく思い出しました。

YOKOHAMA AIR CABIN・桜木町駅

 しかし、搭乗まで30分待ちとか掲示されていて、やっぱり乗るのやめようかなと思ってしまいました。

YOKOHAMA AIR CABIN・桜木町駅での、30分待ちの掲示

 とはいえ、せっかくここまで来たのだから乗らずに帰ると後悔すると思い、結局は搭乗することとしました。

YOKOHAMA AIR CABIN のゴンドラ

ゴンドラでは、4人掛けの座席が向かい合わせに設置されている。

 ゴンドラ1台につき、1グループ(最大8名)搭乗可能です。別グループとの相席はないようで、私のように単身者が利用する場合はひとりで1台貸切状態となります。少人数で利用する場合はちょっとした贅沢な気分になれますね。

 ゴンドラに乗り終えたら、運河パーク駅を目指します。

 もっとも、私はその運河パークに何があるのか全くわからないため(赤レンガ倉庫が近いようですが…)、運河パーク駅に着いてからの行動計画はやはり白紙です。

横浜のみなとみらい地区周辺を一望

運河パーク駅までもう少し

 それにしても、まあロープウェイなのですから当然といえば当然なのですが、高所恐怖症の人にははっきり言っておすすめできませんね。自分も、もしここでロープがいきなり切れたりしたら落下して死ぬのかななどと、あらぬ不安を抱いてしまいました。

運河と汽車道

 運河パーク駅からは、横浜ワールドポーターズという商業施設に直結しています。

 とはいえ、自分は特にそこでは買い物はせず(そもそも買うものもないが)、建物に入ったもののすぐに出てしまいました。

 運河パーク駅の近くには、「汽車道」と呼ばれる通路が通っています。

 「YOKOHAMA AIR CABIN」の経路は、その汽車道に沿う形となっています。

 次回ここを訪れる機会があるなら、今回のように「YOKOHAMA AIR CABIN」を利用せずに敢えて汽車道を歩くという手もありますね。

ウォーターフロント

 みなとみらい地区周辺の高層ビル群と運河の組み合わせはまさに「近未来」を感じさせてくれます。

 それでは、せっかく汽車道に足を踏み入れましたので、しばらく歩いてみることにしましょう。

汽車道(その1)

みなとみらい地区周辺の高層ビル群

 汽車道は運河の上を通っていて、そこからはみなとみらい地区周辺の高層ビル群を眺めることも出来ます。

 歩いている人は、恐らくほぼ全員が観光目的でしょう。家族連れやカップルの姿も散見されます。

 まさか、横浜に来てまで、万年孤独で孤高に生きるしか道が残されていない自分の心が漆黒の闇に閉ざされていることを突きつけられるとは思っていませんでしたよ。ケッ!

汽車道(その2)

 結局、汽車道を歩き通してしまいました。

 やはり今後再訪する機会があるのであれば、最初から汽車道を歩いて渡ったほうが良さそうです。

 「YOKOHAMA AIR CABIN」で高いところから景色を眺めるのもよいのですが、やっぱり高いところがどうも苦手ですからね…。

 結局、来た道をまた戻って、「YOKOHAMA AIR CABIN」の運河パーク駅まで戻りました。

 既に往復券を買っているため、復路も「YOKOHAMA AIR CABIN」で移動します。

ロープウェイ復路。先ほど歩いていた汽車道もよく見える。(その1)

ロープウェイから眺める高層ビル群

ロープウェイ復路。先ほど歩いていた汽車道もよく見える。(その2)

桜木町駅が見えてきた。

帰りは京浜東北線でのんびりと秋葉原に直行

 「YOKOHAMA AIR CABIN」を降りた私は、JR桜木町駅に直行しました。

JR東日本・桜木町駅

 横浜駅到着時点で目の前の座席が空かなかったら、往路同様東海道線の普通列車グリーン車で東京駅まで移動しようかとも思いましたが、結局横浜駅到着時に目の前の座席が空いたため、乗り換えの手間を惜しむべく、秋葉原駅まで京浜東北線でそのまま移動することにしました。

 そのあとは、「メイド喫茶橙幻郷」でディナーをキメて、そのまま帰宅しました。

 行き当たりばったりではあったものの、それなりに充実した時間を過ごすことが出来ました。たまにはこういうのもいいものです。

 …が、やっぱり万年孤独なのはつらい。以前のように美しい女性と歓談しながら横浜を散策したかった…。

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