いすみ鉄道キハ28等乗車レポート(その1)

昨日の夕方からまた体調を崩し始めてしまいました。

 そのこともあり、また別件もあってなかなかブログ執筆の時間を取れないため、いすみ鉄道乗車レポートについては本当に小出しにしてゆくことになると思います。

 とりあえず今回は、最大の目的であるキハ28に乗る前、大多喜駅に着くまでについて触れて参ります。


 2822年8月28日(日)、ただでさえ疲れが取れていない上に寝不足であるにもかかわらず、自分は早朝に秋葉原駅に向かいました。

 秋葉原駅では、土曜・休日のみに設定されている外房特急「新宿わかしお」が停車しますので、自分は秋葉原から、いすみ鉄道起点の大原駅まで直行することにしました。

臨時特急「新宿わかしお」(秋葉原駅にて、2022/8/28撮影)

 この日はあいにくグリーン車なしの5両編成。とはいえ、指定席でも人はまばらでしたので、残念ですが5両で充分なのでしょう。

雲に覆われた東京スカイツリー

 新宿わかしお号の車窓から、てっぺんが雲に覆われた東京スカイツリーを見ることが出来ました。

 予報通り雨が降ってきてしまいましたので、この光景はこのあとの行程の厳しさを予想させるに十分なものでした。

大原が近づくにつれて雨がさらに強くなってゆく…(上総一ノ宮駅)

 大原の一つ手前の停車駅である上総一ノ宮駅でも、激しい雨の様子を見ることが出来ました。一応傘は持参しているものの、出来ることなら使いたくありませんので、やんで欲しいと思っておりました。

 しかしそんな自分の願いもむなしく、特急列車は大原に到着。思った通り雨脚は強くなっていました。

いすみ鉄道の起点・大原駅

 とはいえ、大原駅のいすみ鉄道乗り場はJRの駅舎と直結しているため、雨に濡れることなくいすみ鉄道のホームまで行くことが出来ました。

いすみ鉄道一日フリー乗車券

 今回私は、「いすみ鉄道一日フリー乗車券」を購入しました。当日に限り何度でもいすみ鉄道乗り放題で、しかも急行の自由席にもこの件で乗車可能という大変お得な乗車券です。これで1,500円はずいぶんと太っ腹と思えるのですが、第三セクターの例に漏れずいすみ鉄道も苦しい経営が続いているので、ちょっと申し訳ない気もしてきました。

国鉄型気動車を彷彿とさせる気動車「いすみ351」

 大原駅で私を待っていた気動車は、「いすみ351号」です。

 いすみ鉄道に観光急行列車用としてキハ52がやってきたあとに登場した車両ということもあり、外観、内装共にどことなく国鉄型気動車を彷彿とさせる車両です。でも生え抜きのいすみ鉄道の新車です。

いすみ鉄道・大原駅

横サボがあるのも国鉄風。

でも生え抜きのいすみ鉄道の新車である「いすみ351」

車内はロングシートだが、それでもどことなく国鉄型気動車の雰囲気のある「いすみ351」

 いすみ351はほかのいすみ鉄道の車両とは異なり、座席はすべてロングシートになっています(いすみ301、302やキハ20はクロスシート)。ですが、それにもかかわらず、どことなく国鉄型気動車の雰囲気が漂ってきます。現代とレトロが絶妙に混ざった感じです。

国吉駅構内に眠る、キハ30と旧型レールバス

 途中の国吉駅では、元JR東日本久留里線のキハ30や、いすみ鉄道の旧型レールバスを見ることが出来ました。キハ30はエンジンの始動も可能な状態であるそうなのですが、残念ながらいすみ鉄道の本線上を走ることはありません。将来的には本線上を走るキハ30を見ることが出来る日が来るのでしょうかね?

いすみ351

大多喜に到着したいすみ351はそのまま回送

 雨脚が弱まることのないまま、ついに大多喜駅にたどり着いてしまいました。

 自分が乗っていた列車は大多喜止まりで、いすみ351号はこのまま構内に引き上げてしまいました。

 大多喜駅に着いてから、この日最大の目的であるキハ28に乗車するまで、あと1時間半以上もありました。その間に大多喜駅でぼーっとしたり、近くの店でおみやげ物を物色したりするためにあえてそういう予定を組んだのですが、当日のあの悪天候ではあまり動き回ることも出来ず、結局あまり時間を有効活用できませんでした。

デンタルサポート大多喜

大多喜駅

大多喜駅近景

 なお、自分が乗車していたいすみ351が引き上げてしばらくしてから、大多喜始発の下り上総中野ゆきが入線しました。この列車はいすみ301号で運用されていました。

 しかし今回はキハ28を待つために、自分はこの列車を見送ってしまいました。

いすみ301による上総中野ゆき(その1)

いすみ301による上総中野ゆき(その2)

 連日のストレスと寝不足により、既に疲れが出ていた自分は、気合いを入れるべく、千葉県内では至る所で目撃できる「アレ」を買いました。そう。「アレ」。

ジョージアマックスコーヒー

 ジョージアマックスコーヒー、今でこそ(たぶん)全国で買えますが、21世紀初頭頃までは千葉、茨城、栃木でしか買うことができなかった、半ば伝説と化した飲み物でした。

 あまり甘いものを取ってはならないと、頭の中ではわかっているのですが、せっかく千葉県に足を運んだからにはこれを飲まない手はありませんでしたし、また、先述の通り連日のストレスと寝不足で疲れていましたので、自分に対し活を入れるためにも必要でした。

いすみ鉄道応援自販機

 実は、自分がマックスコーヒーを買った自販機の向かい側には、「いすみ鉄道応援自販機」なるものが設置されていました。売上のいくらかがいすみ鉄道に寄付されるという仕組みのもので、経営の苦しい第三セクターの一面を見ることが出来ました。

大多喜町マップ

 雨でなければ、1時間半以上あった待ち時間の間に少しだけ散策するということもできたとは思いますが、あいにくの空模様でしたので、結局自分は、駅の外に出ても近くのおみやげ物屋で買い物だけして終わってしまいました。

 おみやげ物については、後日触れようと思います。

 とりあえず今回はここまで。次回、いよいよキハ28について触れると思います。

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