「サフィール踊り子」乗車旅行振り返り

昨日、まさに特急「サフィール踊り子」の車内から投稿したとおり、昨日は終日、特急「サフィール踊り子」に乗車するだけのために旅行を強行しました。

 どうせ乗るなら最上級、というわけで、往復共に、唯一無二の「プレミアムグリーン車」に乗車しました。

 昨日時点では熱海に到着するよりも前の時点の状況について述べておりましたので、今回はそれ以降および復路について。

Saphir ODORIKO


今回私はカフェテリアを使わなかった。

 「サフィール踊り子」では、4号車にカフェテリアが連結されています。

 しかしながら、興味はあったものの私は今回往復共にそれを使うことはありませんでした。理由は下記の通りです。

  1. 事前予約制だった(そもそも今回自分が旅行を決めたのは前々日……)。
  2. わざわざ座席を離れて4号車まで移動するのが面倒だった。
  3. 予約するときにいちいちスマートフォンで専用サイトにアクセスしなければならず、しかも登録したくもない決済サービスの利用が前提だったため、予約なしで利用可能だったとしても使う気が失せた。

 特にネックだったのが3番目で、昨今のインターネット上のサービスにおける個人情報漏洩の頻発も相まって、一生にそう何度も使わないようなサービスのために個人情報を登録するのが嫌で嫌でたまらなかったのです。これならばみどりの窓口か券売機で直接的に予約させてほしかったですし、何ならば当日現金払いのみのほうがまだマシなくらいです。せっかくのサービスもこんなくだらない理由で客を逃すことだってあるのです。

 そりゃ、サフィール踊り子を年に何度も利用するようなお大尽とか、個人情報がダダ漏れになってもたいしたダメージのない上級国民とか、中間搾取層の存在を当たり前と思っている体制側のポチとかだったらどうってことないのでしょう。

 しかし、サフィール踊り子を一生のうちにせいぜい一度ぐらいしか利用せず、個人情報が漏れることで大きな打撃となり、なおかつ中間搾取層のせいで享受できるサービスに見合わない不当な高額の請求に堪えられない私のような下層階級にとっては、そんなサービスは存在していないにも等しいです。

 まあ、サフィール踊り子は私みたいな下層階級の利用を前提としていないなどと言われてしまったら元も子もないのですが、それにしても、ある前提条件から一歩でも外れると使えなくなるサービス設計はいくら何でも……。

 もっとも、カフェテリアを「利用しない」前提で、出発前に東京駅一番街で腹ごしらえしておりましたので、こちらとしても空腹に堪えかねる状況ではありませんでしたが。

というわけで車内販売でジェラートや飲み物をゲット

 昨今のJR東日本のサービス態勢に反して、サフィール踊り子ではいまだに車内販売があります。

 私はそこで、ジェラートや飲み物を購入しました。

サフィールブルーアイスと農家のきもち

 ジェラート2種と飲み物4種が販売されていましたので、往路では、私はその中から、「サフィールブルーアイス」と伊豆みかんジュース「農家のきもち」を買いました。

 電車の中でアイスといえば、代表的なものに「 #シンカンセンスゴイカタイアイス 」がありますが、それとは完全に別物です。まあ当然ですが。

サフィールブルーアイス

 #ザイライセンチョットカタイカモシレナイアイス (ぉぃ)。

熱海で下車する人多数

 「サフィール踊り子」号は完全に東京・横浜の人を伊豆に向かわせるための列車であり、下り列車の場合、横浜を出発すると熱海まで止まりません。小田原すら通過です。

熱海から伊東線へ

熱海で隣の席も空いた。

 熱海に着くと、多くの乗客が下車しました。私の隣の席も熱海で空きましたので、私も伊豆の海の風景を堪能……出来るような天気ではありませんでしたよ。

かろうじて伊豆大島が見える

 伊豆急行線内に入ると、車窓から東伊豆の雄大な海を見ることができます。かろうじて伊豆大島を見ることができましたが、天気がよければ三宅島なども見ることができるそうです。

 まあ、今回はあくまで乗り鉄そのものが目的なので、まあよしとしましょう。今後私が伊豆を再訪する日は果たしてくるのであろうか……。

 サフィール踊り子号は、東海道線区間では俊足であったものの、単線区間となる伊東線および伊豆急行線内はゆっくりと走ります。そのため、熱海から伊豆急下田までの時間が思いのほか長かったのですが、途中には海岸線や温泉街などもあり、好天であればさぞよい景色で飽きることもないのだろうと思います。

熱川温泉

伊豆急下田到着

   15時31分に定刻通り、「サフィール踊り子3号」は伊豆急下田駅に到着しました。

「サフィール踊り子」用E261系特急電車 @伊豆急下田駅

 私達が乗ってきた電車は、折り返し「サフィール踊り子4号」となりますが、発車まで1時間以上時間があります。

 天気がよければ駅周辺の散策ぐらいは出来たかも知れませんが、あいにく伊豆急下田駅に到着した途端雨が激しくなってしまったため、最低限の撮影をしたあとはすぐさま駅に引き返しておみやげ物の物色などをしておりました。

伊豆急下田駅

 伊豆急下田駅は1961年開業の歴史ある駅で、東京から直通する特急電車の終着駅にも相応しい佇まいです。

平和都市宣言

下田開港170周年

黒船を模したモニュメント

 下田といえば、米帝からペリー率いる黒船団が襲来して開港を迫られたという歴史のある港町です。それにちなんだモニュメントもあります。

 自分が駅の外観を撮影したときは出口専用改札を出た側から撮りましたが、入口専用改札側からの写真については撮り忘れました。むしろそっちのほうがより観光地の駅的な雰囲気は出ていたと思うのですが、惜しいことをしてしまいました。

静岡県内ではマックスコーヒーを買えず。

 だいたいどこでも見ることができるコカコーラの自動販売機ですが、残念ながら伊豆急下田駅の近くにあった自動販売機では、ある意味究極のコーヒー飲料である「ジョージアマックスコーヒー」を購入することは出来ませんでした。

 あれ、当初は千葉、茨城、栃木でしか買えなかったのですが、ずいぶん前に全国区の飲み物となり、今では東京都内でも普通に購入できます。

 静岡県内でも買うことが出来ればラッキーかなと思っていたのですが、そんな私の期待は脆くも崩れ去りました(ぉぃ)。

伊豆急下田駅構内

 雨が激しくなったため、電車折り返しまでの約1時間半の時間の大半を、駅構内で過ごす羽目になってしまいました。

 まずはお土産みのやでいくつかおみやげ物を物色しました。自分用に購入したものについては、もしかしたらそのうち紹介するかも知れません。

主要駅旅客運賃表 @伊豆急下田駅

 きっぷ売り場の上には、主要駅旅客運賃表があります。伊豆急行線とJR伊東線は全駅、熱海から先の各方面については主要駅の運賃が掲載されています。

 東京山手線内まではぴったり4千円! こうして見ると結構高額ですね……。

 特急に乗ると逆に金銭感覚が麻痺してしまいます。

ロープウェイなのか、ケーブルカーなのか、どっちなんだ?

 たぶん私のように海外に行ったことのない日本人であれば頭をひねってしまいそうな案内。

 日本語では「ロープウェイ」と案内されている乗り物が、英語では「Cable car」と標記されています。

 アイコンはまさしくロープウェイのそれですのでロープウェイなのでしょうが。

 ちなみに正解は「下田ロープウェイ」です。

 なお、英語では、いわゆるロープウェイのことを「ropeway」とも「cable car」とも呼ぶようですね。日本語の「ケーブルカー」は、「cable railway」が近い表現のようです。

発車のご案内

Departures

改札は列車発車の15分ほど前から開始

 伊豆急下田駅では、列車発車の10〜15分前から改札がおこなわれます。

 東京近郊のように頻繁に電車が来るようなところでは、改札口を常時オープンにしなければならないことでしょう。しかし、本数の少ないところでは、列車ごとの改札のほうがよいのでしょう。改札口を常時オープンにしていてもあまりいいことはありません。

 撮り鉄としては撮影時間が制限されるので不満たらたらなのですが(ぉぃ)、不正行為を抑制するためにも、このやり方は致し方ないのかも知れません。

元JR東日本209系の伊豆急3000系電車

 3番線には、JR東日本209系を種車とする伊豆急行3000系電車がドアを開けた状態で待機しています。しかし、撮影時点では改札前のためにまだ乗車は出来ませんでした。

復路の「サフィール踊り子4号」に乗り込む

 いくら乗り鉄そのものが目的だったからとはいえ、あまりにも滞在時間の短すぎた伊豆をあとにする時間が来ました。

 「サフィール踊り子4号」の改札が始まると、私を含む、横浜や東京方面に向かう利用者が駅のホームに入って行きました。

復路の「サフィール踊り子4号」も往路の3号と同じ編成

 復路の「サフィール踊り子4号」も、往路の「サフィール踊り子3号」と同じ編成です。今回私は往復共にプレミアムグリーン車を利用することにしたため、座席こそ違えど乗る車両は一緒でした。

至高の空間への入口

 国鉄時代にはなかった、宝石を意匠化したマーク。💎

 でも、車両の形式としては二等車(グリーン車)を表す「ロ」標記なんですよね。ちなみに今回乗車した車両は「クロE260-1」でした。

クロE260-1

 そういえば、JR西日本やJR九州では、クルーズトレインに一等車を表す「イ」標記が復活しているのですが、JR東日本ではその標記は使われていません。JR東日本にも「四季島」というクルーズトレインがあるのですが、そもそもこの列車、国鉄式の形式標記からも逸脱していますし。

 閑話休題。再度プレミアムグリーン車に乗り込んだ私は、往路ではゆっくりと撮影できなかった部分についても撮影することにしました。

プレミアムグリーン車の豪華なシート

 こうして見ると、いいシートであることはわかります。でも往路で述べたように新幹線のグランクラスよりも硬めと感じたのは事実であり、個人的にはややがっかりしたことは否めません。

復路は海側のA席で

 今回、往路では残数1席の状態で、仕方なく通路側のB席を確保したのですが、復路の4号は金曜日の夕方ということもあってかガラガラでしたので、A席を余裕で確保することが出来ました。たぶん土日だったらこうはいかなかったと思いますけど。

シートの機構はグランクラスに近い。

 シートの機構は、新幹線のグランクラスに近いです。大きな違いは、アテンダント呼び出しボタンがないことと、読書灯ボタンがついていることです。

 はじめ自分は読書灯の付け方がわからず困っていたのですが、スイッチがそこにあったとは……。

 なお、写真には収めていませんが、1席に1カ所ずつ電源コンセントがあります。私は復路では利用しませんでしたが、往路ではそこからMacBook Proに給電して昨日付のブログを執筆しておりました。

#ザイライセンチョットカタイカモシレナイアイス ・アゲイン

 復路でも車内販売でジェラートと飲み物を購入しました。

 今回はジェラート「ミルクみかん」と「だいだいサイダー」を購入しました。

ジェラート「ミルクみかん」と「だいだいサイダー」

 なお、購入時、アテンダントさんからは「往復でのご利用有り難うございます」と言われてしまい、ぎょっとしてしまいました(ぉぃ)。そんなに覚えられやすい顔なんでしょうかね、私?

 ただ、伊豆での滞在時間があまりにも短すぎたことをつっこまれなくてよかったと思います(ぉぃ)。あるいは、「どうせこいつ乗り鉄だろう」と思われたかも知れませんが。

ジェラート「ミルクみかん」

 #ザイライセンチョットカタイカモシレナイアイス ・アゲイン!(ぉぃ)

旅行の締めは幻想的に

 神奈川県内を走行中に、すっかり空も暗くなってしまいました。

 プレミアムグリーン車の夕方は幻想的ですらある。

 今回は乗客が少なかったこともあり、比較的気兼ねなく撮影できたのですが、夕方のプレミアムグリーン車内の景色は幻想的ですらありました。これも特別な列車のさらに特別な車両ならではの光景でしょう。

 通勤電車でこんなに暗かったら「天帝様は暗いのがお嫌いじゃ〜」と叫びたくもなります。京浜東北線との併走区間では、京浜東北線の車両から漏れてくる光の明るさと対照的でしたし。

 19:20、サフィール踊り子4号東京到着。短かった旅もここで終わりです。

サフィール踊り子用E261系と通常の踊り子用E257系の対比

 サフィール踊り子4号は、東京駅8番線に到着しました。昼に3号に乗った9番線には、通常の踊り子号で使われているE257系車両が止まっていて、対照的でした。

 そういえばこのときは金曜日の夕方でした。夕方の退勤時間帯になると、E257系は通勤特急「湘南」として、仕事帰りの人々を乗せて湘南方面に向かいます。

 持参した携帯電話(iPhoneおよびXperia)が2台とも電池残量わずかな状態となり、やっとの思いで東京駅で写真撮影したあとは、退勤客であふれる山手線ホームに向かいました。山手線内で、一気に現実世界に引き戻される感覚を味わいました……。

今度はちゃんとした旅行で改めて乗りたい

 「サフィール踊り子」は、まさに豪華特急の名に恥じない列車でした。

 今回は乗り鉄目的で雑に利用しましたが、今後もし伊豆に旅行する機会があれば、そのときは移動時間中ももっと楽しめる使い方をしたいです。今回は使わなかったカフェテリアや個室も使ってみたいですしね。あ。個室だとひとりで使うのは勿体ないので、一緒に伊豆旅行してもいいという人がいるならば同行したいですね。

 もちろんそのときは今回みたいに1時間半ほどでとんぼ返りするのではなく、最低でも1泊はして、ちゃんとした観光もしたいです。

 これで私が生きる目的がまた一つ出来ました。

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