新成人の諸君へ・2024
今日は成人の日。
新成人諸君の中には、晴れやかな気持ちで本日を迎えた人も少なくなかろう。大人への階段を上る日として、あるいは、旧友と再会する日として…。
昨年、私はこのブログ内で、(このブログの読者に新成人がいるのかどうかはともかくとして)新成人向けに説教じみたメッセージを残した。
今年も、基本的に私から新成人諸君に対して言いたいことは昨年と変わらないが、特に重要な点をかいつまんでおく。
新成人諸君よ、君たちの周りにも、「存在していないことにされている」人はいないか?
もし思い当たる節があるならば、なぜその者が諸君の前に姿を見せないのか、少し考えて欲しい。
自分と異なる境遇に置かれている者について、少しは想像力を働かせてみて欲しい。それが出来るようになって、初めて一人前の人間と呼ぶことが出来よう。
昨今、街中を歩いていても、他者への想像力が致命的なレベルで欠如している者が散見される。と言うより、むしろそうでない人間のほうが珍しいくらいだ。