Telmina's notes

成人の日

今日は成人の日。

 新成人諸君の中には、晴れやかな気持ちで本日を迎えた人も少なくなかろう。大人への階段を上る日として、あるいは、旧友と再会する日として…。

 昨年、私はこのブログ内で、(このブログの読者に新成人がいるのかどうかはともかくとして)新成人向けに説教じみたメッセージを残した。

 今年も、基本的に私から新成人諸君に対して言いたいことは昨年と変わらないが、特に重要な点をかいつまんでおく。

 新成人諸君よ、君たちの周りにも、「存在していないことにされている」人はいないか?

 もし思い当たる節があるならば、なぜその者が諸君の前に姿を見せないのか、少し考えて欲しい。

 自分と異なる境遇に置かれている者について、少しは想像力を働かせてみて欲しい。それが出来るようになって、初めて一人前の人間と呼ぶことが出来よう。

 昨今、街中を歩いていても、他者への想像力が致命的なレベルで欠如している者が散見される。と言うより、むしろそうでない人間のほうが珍しいくらいだ。

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本日は成人の日。

 新成人諸君の中には、晴れやかな気持ちで本日を迎えた人も少なくなかろう。大人への階段を上る日として、あるいは、旧友と再会する日として…。

 ここで、2つ、新成人諸君に質問したい。

  1. 君は成人式に出席する(した)か?
  2. 成人式に出席するにあたり、後ろめたい点がなく、晴れやかな気持ちで臨めるか?

 この2つの質問に両方ともYESと答えることが出来るならば、君はその時点で私よりもはるかに幸せな人生を歩んでいる。そして、今後も恐らく私よりも不幸な人生を歩むことはなかろう。

 不幸自慢をしたいわけではない。新成人諸君に、少し考えて欲しいことがあるだけだ。

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