【衆院選2021】立憲共産等の大躍進で衆院のパワーバランスを改善せよ

こんにちは。風邪の症状が悪化しつつあるテルミナ™です。

 今日は、せっかく地元の東京1区から立候補している海江田万里氏の演説でも聴きに行きたいと思っていたのですが、今日の海江田氏の演説予定に千代田区が含まれていないことや、風邪が悪化しつつあることなどがあり、残念ですが見合わせます。

 昨日言及した秋葉原の某イベントへの参加を断念したのも、体調が良くないことを考えればむしろ正解だったかも知れません。


野党陣営は与党陣営が苦戦を訴えているときこそむしろ引き締めよ

 閑話休題。今回の選挙、一部メディアでは政権与党である自民党の大苦戦が伝えられています。

 例えばこちら。

 日刊ゲンダイはリベラル向けのメディアであるので、多少は距離を置きながら記事を読む必要があるものの、それにしても結構インパクトのある記事の書き方になっています。

 60以上の選挙区で与野党がデッドヒートを繰り広げる中、安倍氏が実質支配する最大派閥・細田派(衆院58人、参院36人)は2ケタに上る前職が対立候補に引き離され、落選危機に瀕している。

 3分の1は、安倍チルドレンの“魔の3回生”だ(別表)。

 その「魔の3回生」の中に、私の住む東京都千代田区も属する東京都第1選挙区(東京1区)の山田美樹氏も含まれます。

 前回・2017年の衆院選の時に、野党陣営は野党共闘態勢を敷き、日本共産党から立候補しようとしていた富田なおき氏が降りて立憲民主党の海江田万里氏に一本化して、ようやく山田氏に勝つことが出来ました。

 今回も、すんなり勝てそうな気はしていません。

 はる氏が国政選挙のたびにまとめて公開している選挙情勢でも、東京1区では海江田氏がやや優勢となっているものの、とてもではありませんがまだまだ勝利宣言できるような状況ではありません。

 むしろ、新聞各紙では「記述なし」となっている日本維新の会の小野泰輔氏の動きが気になります。小野氏は結構早い時期からビラを配っていたようで、また維新の街宣車も早い時期から千代田区内を走っているのを目撃しています。まあ、早ければいいと言うものでもありませんが、東京ではまだまだ知名度が低いと思われる維新が広がりを見せようとしていると考えると、やはり海江田氏を支持する者としては安心できません。

 また、一部のメディアや個人の中には、自民党大敗を予想する向きもありますが、はる氏が公開する選挙情勢では、自民党は(安泰とは言えないだろうが)いうほど大敗するようにも見えません。

 それ故に、「接戦」「やや接戦」となっているところを中心に、より一層の陣営の引き締めと支持拡大を図って欲しいところです。

 同じことは、先日山本太郎氏の「乱入」で一躍注目を浴びることとなった東京8区も例外ではありません。

 東京8区は石原伸晃氏の地盤であり、石原氏自身も今回の選挙で11回連続当選を狙っているとのこと。

 しかし、上記記事では表題からして「黄信号」と書かれてしまっています。

 渦中の人となった山本太郎氏本人が、結局野党統一候補となった吉田晴美氏を応援するシーンがあり、吉田陣営が勢いづいているとのこと。ここまで含めて太郎の戦略なのではと言う人もいるようですが、もしそれが事実ならば見事というしかありません。

 とはいえ、先述のはる氏の情報では、そちらも東京1区同様「接戦」。とてもではありませんが油断できる状況ではありません。吉田陣営にはより一層の引き締めと支持拡大をお願いしたいところです。

 そして、立憲民主党の候補者が多い野党共闘態勢の中で日本共産党の候補者に一本化した東京4区や東京20区では、共産党の候補者は苦戦を強いられているようです。自民党の候補者と競り合っているとされる東京12区についても、安泰にはほど遠い。この3つの選挙区も、野党陣営としては落としたくないところです。

野党共闘の本質がわかっていれば絶対に言えない悪口

 今回の選挙における与野党の共闘態勢において、皮肉にもその質の違いを浮き彫りとさせる迷言が、自民党の麻生副総裁によって発せられました。

 麻生氏は自党の政策もろくにアピールしないくせに他者への悪口だけは一丁前なのですが、今回も、野党共闘態勢に対して、本人としてはおそらく皮肉ったつもりなのでしょう。

 しかし、これは多くの反響を呼びました。

 前新潟県知事で、今回の衆院選でも新潟5区から立候補している米山隆一氏は、無所属での出馬ですが、麻生氏の発言に対して真っ向から反論しています。

 また、元首相の安倍晋三氏は、立憲民主党代表の枝野幸男氏のお膝元である埼玉5区で演説したそうですが、その内容はブーメランとなって返ってきたそうです。

 先述の米山氏に限らず、自分たちの政治を誇れずに他党の悪口ばかり言っても、これで支持しろというほうが無理です。まあ、言われても安倍~菅政権に対してはこちらからは何一つ評価できる材料がないのですが。

 そもそも、共闘態勢を敷いているのは何も立憲民主党と日本共産党だけではない。社会民主党や、現在国会に議席を持たない諸派なども含まれていますし、しかも共闘の鍵を握っているのは市民連合です。単なる野合ではありません。

 また、民主党政権が終わって自民党政権に戻ってから既に9年以上も経過しているにもかかわらず、自分たちの実績を語れずに他党の悪口しか言えないようでは、それはその程度のことしかしてこなかったと言われても仕方ありません。その点からも、自分は自民・公明を支持することなど不可能です。

選挙では、自分の意思で、投票を!

 以前申し上げたことの繰り返しになりますが、自分が最も自分たちの代表としてふさわしい候補者を、自分の意思で選び、投票しましょう。

 組織票への加担や、棄権、無効票投票などは、すべてあなたの参政権を無駄に浪費させる愚行です。

 選挙では、自分の意思で、投票を!

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