【投票結果】X（旧Twitter）が有料化されたら、利用を継続する？

2023年9月26日

先週水曜日より、分散型SNS「Mastodon」における私のメイン・アカウント上で、標題の件に関するアンケートを採っておりました。

　最終的に、126名の方から御回答を頂戴致しました。ありがとうございます。

　それでは、結果を見て参りたいと思います。

　概ね、こちらの予想通りの結果となりました。

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やはりX完全有料化は間違っている

　「もし、X（旧 #Twitter ）が完全有料化されたら、あなたはXの利用を継続しますか？」という問いに対し、「退会する」と答えた方が、7割もいらっしゃいました。

　これが、現行体制に移行する前の昨年の今頃であれば、また違った結果となっていたと思われます。ましてや、日本でもMastodonブームの始まる2017年春よりも前なら、まるっきり違った結果になっていたことでしょう。

　過去、TwitterのAPIを無料で使えていて、有料あるいは無料の関連アプリが豊富にあった時代、Twitterそのものは無料で利用出来ていても、あえて有料アプリに課金していたという人、少なくないのではと思います。

　ですが、今のXに対しては、個人的には、たとえ年額1円であってもお金を払いたくありません。お金を払うだけの魅力やメリットを全く見いだせず、しかも極右インフルエンサーに資金提供をしているなんて話まであるようでは、お金を払うことに対して良心の呵責を禁じ得ない人だっているはずです（自分もそうですが）。

　既にMastodon等のActivityPub対応SNSに参加している方のみ回答可能なアンケートであるとはいえ、自分と同じように今のXに対しては決してお金を払いたくないと考えている人が、7割もいるのです。

　これ以上ユーザを減らしたくないのであれば、Xは完全有料化の方針を撤回しなければなりません。それとも、50万筆の署名の受取を拒否した極東の島国の政府のように、その他大勢の意見に対しては聞く耳を持たないのでしょうか？

　今回、選択肢には「金額次第」というものを設けていて、そちらを選んだ方も14％いらっしゃいました。

　Mastodonの投票機能で作成可能なフォームは、選択肢を最大でも4項目までしか設定出来ないため、金額のボーダーラインについて細かく質問することは出来ませんが、私のように「年額1円でも拒否」とまでは考えていない人もそれなりにいるということはわかりました。

　…あ゛。「Fedibird」なら10択まで可能です。そっちで訊けばよかったか…。

　選択肢では「そもそも未利用 or 退会済み」というものも付け加えていましたが、こちらへの御回答も、「金額次第」とほぼ同程度の13％ありました。

　もうちょっと選択肢を増やせれば、「そもそも未利用」と「退会済み」を分けることも出来たのですが。ただ、いずれにしても、もはやXに用はないと考えている人がそれだけいるということです。

　こちらとしても、今からXに新規登録することは全く勧められませんが。まあ、今Mastodon等に参加している人でXから離れている人に今のXへの参加を勧めることそのものがナンセンスですが。

　なお、選択肢の最初に持ってきた「継続する or 既に有料プラン利用中」と回答された方は、全体の2％に留まりました。

　126名の2％といえば、せいぜい2～3名程度。なお、アンケートの結構初期の段階で既にこの選択肢を選んだ方は3名ほどいらっしゃっていたので、その時点から全く増えていないということになります。

　アンケート投稿への返信としていただいていたコメントの中に、利用を継続する理由について書かれている方がいらっしゃいますが、私を含む大多数にとっては、そのような理由はもはやないか、あるとしてもそれ以上に継続に対してデメリットを感じている、ということなのでしょう。

　継続と回答された方が少なすぎたことを除けば、概ねこちらの予想通りの結果となりました。

　本当にXが完全有料化されたときに、実際にXを退会する人が本当にこれだけ出てくるのかどうかは、蓋を開けてみないとわかりません。しかし、7割の回答者が退会を示唆しているということは、インパクトとしては大きいのではと思います。

　もちろん、私は今のXにはびた一文払いたくないので、本当に完全有料化が決まったら、最初の課金を要求される時点で退会しますが。旧Twitter時代から曲がりなりにも16年間続けてきたアカウントを捨てるのは惜しいのですが、お金を払ってまで維持するだけの必要性は、もはやありません。

　願わくば、完全有料化の撤回を、Xには早めに表明して欲しいところですが。