【鉄道】「ディーゼルマニア~気動車堪能の旅~」参加レポート(その2)

2022年1月23日(日)、私・テルミナ™は、JR東日本グループの旅行会社「びゅうトラベルサービス」の運営するサイト「日本の旅、鉄道の旅」の旅行商品「ディーゼルマニア~気動車堪能の旅~」に参加してきました。

 今週は何回かに分けて、そのときの参加レポートを書こうと思います。

 「その2」となる今回は、木更津駅構内の特別見学の時のお話をしようと思います。

 なお、私が分散型SNSプラットフォーム「Mastodon」で運営している自分専用のサーバにて、今回のイベントのリアルタイムレポートをおこなっています。併せてご覧くださいませ。


木更津駅構内特別見学開始

 千葉駅からイベント参加者を乗せた、キハE130形による団体臨時列車「ディーゼルマニア2022」は、木更津駅に到着しても扉を開かず、そのまま入れ替え作業をおこなって構内に入区しました。

 参加者たちは木更津駅構内に降り立つことになりますが、そのときには、非常事態でもなければまず体験できない、前面貫通扉からの下車というとんでもなく貴重な体験をすることとなりました。

 ハシゴを使って降りるのですが、後ろ向きで降りるよう指示されました。

 大型のリュックサックを背負っていた私は、まず方向転換から大変でしたが(ぉぃ)、何とか指示通りに安全に降りることが出来ました。

木更津駅構内では前面貫通扉から下車

 下車したあと、ツアー参加時に配布されたストラップの色に応じて3班に分かれての行動となりました。私のいた班では、まず敷地内の建物に入って、小湊鐵道の車両工務課長によるディープなディーゼル話、鉄道写真家による写真撮影の講義を受け、そのあと千葉県内で1カ所にしかない転車台を回すという体験をしてきました。

小湊鐵道の車両工務課長によるディープなディーゼル話

 小湊鐵道の車両工務課長の方からは、後ほど小湊鐵道五井機関区で実際に小湊鐵道の車両のディーゼルエンジンを見ながらディーゼルエンジンに関する話をしていただくのですが、木更津駅構内での座学では、昨年から今年に掛けてJR東日本から5両移籍したキハ40形気動車に関するお話が中心でした。

 こちらについては、自分は記憶力もないくせに聞くのに夢中になっており、スライドの撮影もTwitterやMastodonへの速記もしませんでしたが、やっぱりそのときのお話の内容、完全には覚えていませんでしたので、せめてスライドの撮影ぐらいはしておけば良かったと後悔しております。

 小湊鐵道がキハ40を導入するに至ったまでの話では、何十年間も小湊鐵道の主力を務めているキハ200の特徴について述べられ、エンジンが過去に多数作られたものの現在では全国でも小湊鐵道ぐらいでしか使用していないタイプであるが故に修理用の部品の確保が出来なくなるという切実な問題があったことや、今後の部品の調達のしやすさも選定理由に入ったことなどが述べられました。

 キハ40甲種回送の時の裏話とか、塗色の話とかでも、あまり詳細に述べるとまずそうなことも含めていろいろとお話しいただきました。

 話の端々からも、工務課長が鉄道を愛しているということがひしひしと伝わってきました。

鉄道写真家による撮影講座

 小湊鐵道の車両工務課長のお話のあと、鉄道写真家・武川健太氏による撮影講座がありました。

 実際に武川氏からは、のちに訪れる恋機関区で小湊鐵道の車両を撮影するときにもより実戦的なお話を受けることとなりますが、木更津駅構内では座学として、氏の作品や撮影テクニックについてスライドを交えて紹介されました。

 初級編、中級編、上級編とお話を分けていて、それぞれ次のように述べられていました。

 実はお恥ずかしながら、自分は初級編も満足にマスターできていません。自分ではそれなりに気をつけているつもりでも、自分が撮影した写真の大半で、水平垂直がなっていません。しかも、最近ではパソコンのフォトレタッチソフトでの加工すらかったるくなってしまいました。とはいえ、今後鉄道写真に限らず写真撮影の時には意識したいところです。

 ホワイトバランスについても、自分は以前はそれなりに気を遣っていたように記憶していますが、今のミラーレス一眼カメラを使うようになってから(7年ほど前から?)は、それについても気にせず、原則オートで撮影するようにしてしまいました。ですが、確かにオート任せではそれなりの写真にしか仕上がりませんので、この辺も意識したいところです。とはいえ、のちに五井駅の撮影で実践しようとしてうまくいかなかったんですけどね(汗)。うまくホワイトバランスを調整できない…。

 ヒストグラム、一応自分のカメラでも撮影時に表示されるのですが、その内容をあまり意識していませんでした。この絡みで中間色を豊かにすべしというお話もあり、そのお話自体はごもっともだったのですが、先述の通りオート任せにしている自分はそれを実践できているとは到底言えません。私みたいな人間は意識してオート以外で撮影するようにでもしないと絶対に身につきませんので、今年は少し意識してカメラを持つ機会を増やしたいと思います。

鉄道写真家・武川健太氏の撮影講座

転車台回転体験

 そして、私がいた班ではトリとなったイベントは、千葉県内では木更津にしかない転車台を4人1組で回転させるという体験です。

 軍手とヘルメットの装着を求められましたが、軍手は正月に骨折して金属で固定している指のために装着できないかと思いきや、意外と装着できてしまいました。

 そのあと4人1組で転車台を回します。約180度回してさらにまた戻すということをおこないました。なお、係員の方のお話によると、転車台に乗っていた気動車は燃料も入っているので(実際にエンジンを吹かしていた)40トンぐらいあるのではとのこと。そんな重たい物体が乗っかった転車台を人力で回すのかと驚愕してしまいました。

 案の定、回し始める最初はなかなか動かず大変でした。一度動き出すと、あとは意外にするすると回るようになるのですが、今度は思った位置で止めるのがなかなか難しかったです。係員の話によると、(自分たちのグループは最後のほうだったが)これまで回して1回でうまくいったのは1組しかなかったとのこと。そして、社員でもなかなかうまく出来ないとも言われました。

 てっきり、この手の転車台、電動だとばっかり思っていたのですが、そうじゃなかったということでまずびっくり。そして、回すのも止めるのも容易でないことにまたびっくり。

 とはいえ、これもまた、よそではなかなか出来ない貴重な体験でした。

 なお、転車台は車両の修理の時などでどうしても方向転換させなければならないケースもあり、そのときに実際に使っているとのこと。

気動車が乗った転車台を人力で回転!

おまけ

 木更津駅構内では、昔イベントで使われたヘッドマークなども展示されていました。今回の団体臨時列車でも使われた「ディーゼルマニア」のヘッドマークもあります。

イベント列車のヘッドマークやサボ

 約100分間の木更津駅構内特別見学のあとは、団体列車として乗ってきたキハ130に再び戻り、今度は久留里を目指します。続きはまた日を改めて。

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